今回の宮古島では、ユークイという神願い（カンニガイ）を見させて頂く機会に恵まれました。
ユークイとは豊饒をお願いする祭祀で、その土地に住む女性が神の役として、ウタキという拝みをする場所に入り夜籠りで神願いをする行事だそうです。
神願いは年間４０回以上あるそうなので、最低でも月に三回は神願いがあります。
これはかなりハードなスケジュールです。
元々は１００人以上の女性達によって神願いが行われていたそうですが、今現在は存続するのが難しいくらい人数が減ってきています。
今回は３人役を卒業するということで、感無量の涙を流しながら、でも笑顔で踊っていました。
３日に及ぶウークイの最終日は３人の卒業生の各家庭に、歴代の神の役をしてきた女性達も集まり、お祝いの食事をし、踊りました。
その踊りの時間は一つの家庭で１時間以上行われていました。
失礼ですが、結構なお歳の方々が結構いらっしゃるのに笑顔で踊り続ける体力にただただ驚きました。
写真撮影から始まり、食事をし、踊りまで一軒に要する時間は役二時間！！
これをあと二軒するなんてすごい体力です！！
先ほども言いましたが、昔は１００人くらいいたそうなので、どれほど時間がかかったか想像つかないです。
ただ踊るのではなく、神様と繋がる特別な踊りだからしっかり身体が動くんでしょうかね・・・。
本当に貴重な行事を見させて頂きました。
帰りにサーターアンダギーを頂きました。
「これはおめでたいものだから食べてね。」
いつものサーターアンダギーがとっても特別なものに感じました。
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