大抵の若石人(若石の有資格者)は、「足ツボ」という言葉は使いません。スクールで、ツボと反射区は違うことを教わるからです。
若石リフレクソロジストの施術は、足裏に地図のように存在する
「反射区」を一つ一つしっかり奥まで届くように押し込み→流す、
ということをします。
現に、リフレクソロジーとは、反射学、反射を利用した健康法
という意味です。
ところが、巷では、「足ツボ」という表現がまかり通ってしまっていますね。
店舗の看板にも「足ツボマッサージ」と書かれていたり
TVでも罰ゲームのようなシーンで「足ツボ」と呼ばれたり。
けれども正しくは、ツボとは、国家資格の鍼灸師さんが細い針を刺して治療する「点」(経穴)のことを言います。
東洋医学で、ヒトの体には気の通り道である経絡が走っており
(経絡は血管と違って目には見えません)
経絡上に何箇所かある「気の出入りする所」がツボだという話です。
素人でも、指で押してみて、他とは違う独特のズーンとした痛みや響きを感じるところがツボだと、捉えることができます。
素人のツボ押しでは、何となく無意識に手が行く(つい触る)所を揉めばいい、とも聞きますね。
これ↑は、当サロンのリフレクソロジー入門講座で使用している
自作イラストなのですが、
右が反射区分布図で、左が実際足裏に存在すると言われているツボの位置を示しています。
一応3つ書いてありますが、WHOが正式に認可しているツボは「湧泉」だけ、という話もあります。
もし、実際本当に「足ツボ」マッサージをするならば、この点のみを刺激するだけ、ということになってしまいますね。
今、PCに詳しく、デザインを加工したりできる知人にお願いして、
サロンのロゴデザイン作製や、私の好みにマッチするHPやFacebookのヘッダーに使用するための画像などを集めて頂くよう、依頼しています。
その打ち合わせ時、検索ワードについて話題が出たのですが、
やはり一般の方が足のマッサージを受けたいな~と思われた時に入力する検索ワードは「足ツボ」らしいですね~。
私は「足ツボ」という言い方は一度も用いたことがなく、ブログでも登場させたのはおそらく今回が初じゃないかと思います。
「足揉み」「リフレクソロジー」と書くのが私の中で当たり前になっていましたが、それでは検索に引っ掛かりづらいということを再認識しました
一般ウケするように、または万人に分かりやすいように、
「足ツボ」という言葉も使用するのもアリかとは思いますが、
でもやっぱり私自身は、普段言い慣れないので、今後も使わないだろうな~と思います。
ま、どっちだっていいじゃん!と思われるかもしれませんが(笑)
念の為、ツボと反射区は違うんだよ、というお話でした。