皆さんこんにちは、
ゆいレディースクリニックです。
粕屋町での、ゆいレディースクリニックの建設現場では、順調に工事が進んでおり、10月1日開院の目処にしています。

9月22日土曜日と、23日日曜日に、クリニックの内覧会を予定しています。
宜しければ御家族でお立ち寄り下さい。
ところで、本日は、
HBOC  遺伝性乳癌卵巣癌症候群のお話です。
この病気は、高い確率で、乳癌と卵巣癌を発症する遺伝性を持っている方の事です。
何年か前に、アンジェリーナジョリーさんが、公式に発表しました。
彼女の母上が乳癌に罹ったそうで、アンジェリーナさんが、自分の遺伝子を採血して調べたところ、このHBOCの遺伝子(BRCA1/2の遺伝子の変異)を持っている事が分かったそうで、何と、彼女は、その時点で全く異常のない両側の乳房の全摘手術を受けたという、ある意味、ショッキングな内容でした。当然、美容形成外科的な乳房再建術も行われたようです。
ただし、発病していない状態での、この手術は、日本では保健適応にはなりませんから、全額自己負担となります。
このHBOCの遺伝子検査自体も、保健適応ではないため、高額な費用がかかりますが、
近い親戚に乳癌になった方が複数ある、
若年(30台くらいまで)での乳癌の発症、
とかが当てはまる方は、その可能性があると言われています。
以前は、産婦人科でも視診触診と超音波の検査を使用した乳癌検診を行なっていましたが、最近では、やはり乳癌は外科が担当する病気として、乳癌検診も、視診触診だけではなく、マンモグラフィー(乳房のレントゲン検査)で行う方法が、一般的になって来ました。
有名人芸能人の方が、乳癌になって治療したというニュースが出ると、外科の乳癌検診が混み合うそうですが、日本では、女性の癌の中で乳癌が一番多い癌ですから、皆さんもしっかり検診を受けて下さい。
卵巣癌も早期には、なかなか症状が出ないもので、ある程度大きくなってから、腹部膨満感や腹痛で産婦人科を受診して発見される事が多く、発見された時には、癌性腹水が溜まっていたりして、結構、進行して状態になっている事がよくあります。
日本人女性の全年齢を通してみれば、乳癌の頻度が一番高いのですが、20代〜30代に限ってみると、乳癌よりも、子宮頚癌(子宮の頸部ーー子宮の一番下の出口の部分に発症する癌)の頻度が一番高くなります(乳癌の約2倍の頻度)。
子宮頸癌は、ヒトパピローマウイルスHPVというウイルスが、性行為で伝染してで起こる事がほとんどで、そういう意味ではある意味、性行為感染症とも言えます。(この件や、子宮頸癌予防ワクチンとかについては、また後日お話をさせて頂きます。)
妊娠していないと、なかなか産婦人科は、敷居が高いかもしれませんが、皆さん20歳過ぎたら是非、産婦人科で癌検診を受けて下さい。
医療が発達した現在でも、やはり癌の治療は、早期発見、早期治療が一番です。

皆さん、ゆいレディースクリニックでも、子宮癌検診を行いますので、気になる症状がある方はご相談下さい。