どんな思想の人が見ているかわからないのでなるべく政治的なことは書かないようにしていましたが、また緊急事態宣言が延長になる可能性が高いため書かせていただきます。
初めて緊急事態宣言が出されて、プロレスも出来ない、バイトも休み、どこも何もないみたいな不安な状況だったあの時から1年がたちました。
昨年も5月に開催の興行を中止しなければならない苦々しい思いをしました。
あの時は「今を耐えれば元に戻る」という思いで耐えてきました。
主催者として、興行を中止するという判断をくだすことがどれだけ苦しいことか。
スケジュールを空けてくれた選手、スタッフ、楽しみにしてくれているお客さん。
特に選手やスタッフには中止にしてしまえば収入がなくなるためスケジュールを空けてもらったのにも関わらずギャラを払うことも出来ない。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
あれから1年。
状況が良くなるどころか陽性者数が増えて、変異株が増えて。
この1年、感染症対策をこれでもかというくらい行って、皆さんご存じの通りバトスカフェでは株式会社東商会さんに入っていただいて、客席やリング、選手はもちろん、お客様の入場時に抗菌を施して神経質なくらい気をつけてやってきました。
バトスカフェだけじゃない、この1年プロレス界ではクラスターはおきていません。
統一組織がないため日頃はバラバラのプロレス界が団体の大小関係なく、それぞれが出来うる最大限の対策をしっかり行ってきて守ってきました。
それでも政府はイベントは無観客か配信でと簡単に言う。
映像で観るのも楽しめますが、生で楽しんでもらうのが一番なんです。
すぐに配信に対応できるところはまだいい(それでも会場費やギャラなどの経費で赤字でしょう)
うちらみたいな弱小プロモーションはそんなこと言われてもすぐには対応できないし、その経費はどこから出るの?
歌舞伎座でも気の毒になるくらい対策をしてやってきているのを見ている。
猿之助さんがああいう発言をするのは当然。
松竹が無くなれば歌舞伎は無くなる。
死刑宣告だ。
と。
そう言いたくなるよね。
よくぞ言ってくれました。
今の歌舞伎のトップの人間が言うには勇気が必要だったと思います。
エンターテイメントは不要不急なものとして定義されてるけど、楽しみがあるから皆頑張って生きてるんじゃないの?
それは歌舞伎だったり舞台だったり落語だったりプロレスだったり。
テーマパークだってそうだし、クイズだってそう、食べ歩きが楽しみな人だっている。
そういう楽しみのために頑張って、我々は楽しんでもらってその分料金をいただいて生活して…って経済が回ってるのに。
そういうものを全部不要不急で片付けて、我慢してくださいって。
プロレスも歌舞伎も落語も舞台もテーマパークも飲食店も皆必死に対策して身銭切って赤字になってても耐えてやってきてるのに。
お願いだけの緊急事態→解除(特に対策なし)なんて中途半端で無責任なことやってきたツケが今来てるのに
簡単に
はい、延長します(だから我慢してください)
そんな一言で片付けないでほしい。
ほとんどの日本国民が我慢してきたんだよ。
バトスカフェはホームが板橋グリーンホールなので緊急事態宣言が延長されれば会場を使うことができません。
代わりの会場は探していますが厳しいでしょう。
せっかくの記念興行です(情勢的にずらしたのに)、なんとかしたいのですが…
延長が2週間で終わればギリギリやれます。
でもそれ以上になれば…
祈るしかないのが歯痒いですが、とにかく今思っていることを書いてみました。
本当に早く収束してほしい。