早 朝

ノラ猫天国からの落としものを拾いました...。






経緯を詳しく話しますと、

私は仕事のある日は午前5時過ぎには起床しお風呂に入るのですが、

私が住んでいる家はオンボロボロ家でしてお風呂が付いていない為、

隣に住む姉の家へお風呂を借りに行きます。

今朝は少々寝坊気味で5時半頃に起き、

2階の部屋から1階へと降りて行くと

何処からか生まれたばかりの仔猫の鳴き声が激しく聞こえて来ました。

声の聞こえる方へと耳を澄ましながら近づいて行くと、

家のすぐ裏の方から聞こえる様な気がします。

が、

「屋根の上かもなぁ?」

などと思い。

「また近所のノラが仔猫を生んだんだな。」

と思い。

取り敢えず隣の姉の家へと急ぎます。

いつもの様にお風呂に入って

「今日から七日間休み無しかぁ~....。」

なんてボンヤリ考えていると、

またもや激しく先程の仔猫の声が聞こえて来ます。

その声はど~考えても屋根の上などでは無く。

家の壁一枚隔てたすぐ横からとしか思えず、

「..........イヤな予感がする......( ̄ー ̄;...。」

と思い。

風呂からサッサと上がり、

裏の通路へと続く勝手口のドアを開けました。

裏の通路は光りも殆ど差し込まない程狭く薄暗い、

家の者だけが使う専用通路。

勿論他人は決して入っては来られない通路です。

私は聞こえて来る鳴き声に必死で耳を傾けながら、

間違っても仔猫を踏み潰したりしない様、

薄暗く足場の悪い通路を一歩一歩ゆっくり歩いて行きました。

「どうか家の敷地内で鳴いているのではありません様に。」

「母猫と一緒にいます様に。」

と祈りながら...。


上の写真で分る様に、

仔猫は家の敷地内で鳴き、

母猫は居ませんでした。

(T_T)


薄暗い通路の真ん中で、

薄黒くて真ん丸フワフワの小さな物体が身体全体から声を発しながら、

微妙に動いていました。

「ど~考えても保護しないといけないよな...。」

と考えながらも、

取り敢えず姉を呼んで来ようとUターンをし、

姉が寝ている三階まで一気に駆け上がり、

ドアをドーンと開き、

寝ている姉を起こそうと思ったら

既に起きていたので、

「裏の通路で仔猫が落ちてる。」

と伝えますと、

3階まで仔猫の鳴き声はず~っと聞こえていた様で

姉も気になり

私の家の屋根の上にでも居るのかと。窓を開け見ていたそうです。

そしてそのまままたUターンをし、

二人で一気に1階まで駆け下り通路へと出ます。

仔猫の鳴き声は止んでいて、

動いている物体もなんだか見当たらず、

「母猫が慌てて連れに来はったんかもしれへんで?」

と会話をしつつ取り敢えず仔猫が居たはずの場所へと近づいて行くと、

仔猫はただ少し横に移動していただけでした。

母猫も見当たらないし、

このまま放置し死なせる事など出来ませんので即保護しました。

多分、母猫が通路を挟む高い塀の上を仔猫を加えて移動している途中に誤って仔猫を落とし、

どうにも仔猫を持ち上げる事が出来ずに泣く泣く仔猫を諦めたのではないか?と。


姉が、

「母猫を探して戻してあげた方が良いと思う?それとも面倒を見ながら里親を探す方が良い?」

と聞くので、

「母猫に戻してもこの仔猫に明るい未来は待ってないと思うよ?」

と私は言い。

里親が見つかるまでは二人で面倒をみる事に決めました。

ま、

二人で面倒を見ると言っても私は日中仕事に行かなければならない為、

殆ど姉が面倒を見る事になるのですけど...。



その後、

私の仕事が終わる夕方に姉に車で迎えに来て貰い、

そのままいつもお世話になっている獣医さんのもとへ仔猫を連れて行きました。

診察をしてもらいながら経緯を話します。

「目が開きかけているので、生後10日~二週間程度でしょう。」

と先生。

その後、

仔猫は一人では排泄が出来ないと言う事を知り

排泄の仕方を教わり、

目が完全に開きご飯が一人で食べられるまでの世話の仕方の説明をして下さいました。

「院内に里親募集のポスターを貼りますので作成して持って来て下さい。」

とも言って下さり、

ポスターの作り方も細かく教えて下さいました。

そのうち、

ノラ猫の子供なのでノミがついている事が分かり、

「こんな仔猫には本当は使ったらダメなんですけどね。」

と先生は言いながら、

「仕方ないからノミ取りの薬をつけておきましょう。」

と手際よく処理をしてくれ、

「ノミ以外は大丈夫、問題ありません。健康ですね。」

と言い、

「いつも通ってくれている飼い主さんが保護したノラなので診察料は一切頂きませんので。」

と言って下さりました。

二人で「ありがとうございます!」と感謝を述べ、

仔猫用のミルクとほ乳瓶を購入し帰って来ました。

いつもながら、

とても素敵な獣医さんです。





夜は私が姉の家へ行って仔猫の面倒を見る様にとの姉からの指示ですので、

当分は仔猫の世話オンリーな日々になりそうです。

目もまだ完全には開いていない様な仔猫は

4時間置き位にミルクをあげなければなりません。

起きている時は寂しがって大音量で鳴きます...。

ノミはポロポロ落ちて来ますし..........。

ミルクを飲んでいる途中で疲れて寝たりするので、

飲ませ終わるのに1時間位かかります...。

(T_T)



しばしの間母猫代わりでがんばらねばなりません。

仔猫を失った母猫の事を思うと切ないですが...。

出来るだけ早く良い里親さんを探さないとです。




どうか朝までこのまま眠り続けてくれます様に...。





性別は男の子です。

まだ見ぬ里親さんに良い名前を付けてもらうとして、

取り敢えずの仮の名。

トラです。

単純に黒のトラ猫なのでね。

凝った名前など考えていたら情が移って手放し難くなりますので。

(ノ_-。)