カメラの不思議に触れ、驚愕しています。
被写体を望遠レンズで撮影すると、前後の間隔が減って映るそうです。
間隔が近く感じる=遠くのものが大きく見えるので、
例えば、近くの電柱のサイズ感をそのままに遠くの月を大きく写したり出来るんですね。
多くのスマホなどに採用されている
デジタルズームは
近くで焦点のあったものを、デジタルでそのまま大きくする為、月を大きくすると近くの木も一緒に拡大されてしまいます。
なので、この技術はあくまでも物理的に長い、望遠レンズにしか出来ません。
このように望遠レンズで距離感を無くす方法を、
圧縮効果というそうです。
この技術を使うと、手前から奥に並んでいるものを、よりダイナミックに映すことも出来ますが、
やりようによっては、
詐欺的に使うことも出来ます。
たとえば…
少ない人を多く見せる
という衝撃的な撮影も可能になります。
「何のために?」
と思う人、いるかもしれませんね…
やりようによっては、
閑散とした場所を
混雑しすぎているように見せる事も可能なようです。
以下の検証が分かりやすかったです。
同じ位置から撮っても、レンズを変えるだけでこんなに印象が変わるのです!
1枚目は閑散。4枚目は密!ですよね?
買い物行ったついでに圧縮マンごっこしてきた
— みかんChan (@mikan_TDF_MCZ) 2021年1月9日
1枚目:24mm
2枚目:50mm
3枚目:240mm
4枚目:384mm(240mmの1.6倍クロップ)
概ね同じ場所(不二家の幟を目安)が起点になるよう位置を調整
すべて絞りf8で撮影
やはり400mm近くになるとさすがの圧縮効果ですね♪
(実際の見た目は2枚目の50mmが近い) pic.twitter.com/tQI8MxE1DX
※ちなみに人間の目は50mmの望遠レンズに近い写りをすると言われてるそうなので2枚目の雰囲気が実際の密集具合なんだと思います。
カメラの圧縮効果を
印象操作に用いることを、
どうやら圧縮マンと呼ぶそうです(俗語)
圧縮マンと検索すると、
怪しい写真が出てきます。
(判断は人それぞれですが…)
カメラにそんな手法があることを知りませんでした。少なくとも一般的には知られていないと思います。
もしかしたら、今までも様々なニュースなどで、人が多いと思っていた場所が少なかったり、少ないと思っていた場所が多かったことがあるかもしれませんね。
何でもかんでも疑うのは良く無いですが、
信じすぎるのも良く無いですね。
世の中って怖い。
p.s.
圧縮効果を使った例。
ゆるやかな坂を超急勾配に見せる事も。
望遠レンズによる圧縮効果はこれ見りゃわかるよ
— 逝っ (@HomoMaster_D) 2017年8月23日
普通のレンズじゃ2枚目のようになるけど、望遠レンズだと距離が押し潰された感じで撮れる
ベタぶみ坂なんて呼ばれてたけどありゃ原付でも越えられる程度の橋よ pic.twitter.com/xkDMRHEevH
近々重大発表が出来そう!