スキンケアと自分らしさの専門家
いたみゆいです♡
肌は炎症すると
痒みが出てくることがあります。
その痒みの強さ、激しさ、持続時間などは
人それぞれです。
痒いのは
心地よくはないですよね
でもね、
痒みって
身体の治癒力の現れなんです。
心地よいものではないから、
「痒い」と感じるとき
身体が悪い方向へ行っているような、
すごく辛い気持ちになる方も
いらっしゃると思います。
でも、痒みは
治癒力の結果起こっている現象なんです・・・。
痒みって、痛みより辛いと思います。
我慢できない衝動が走る。
かかない方がいいって
わかっていても、
かいてしまう。
まるで
今まで我慢してきたことが
BOXに貯められていて
その蓋が「開かないように」「溢れないように」
押さえつけていたのに
バーーーんと、蓋が閉まらなくなって
溢れ出してしまったかのように・・・
痒み、と
割と「仲良く」？なったわたしは、
そんなことを思ったりします笑
炎症が起こると
何が起きているのか・・・
医学的な説明をまとめてみました。
肌が傷つくと
傷を修復するため、
「炎症が起きましたよー！！」と
知らせるための物質が放出されます。
いろんな物質があるのですが、
中でも
「ヒスタミン」は
痒みを引き起こす物質として有名です。
抗ヒスタミン薬は、このヒスタミンが作用しないようにすることで
痒みを引き起こさないようにしているお薬です。
痒くなるなら、
もう出ないでくれよ〜って
思いますが・・・
立派な役割があって
出ている炎症性物質たち。
ヒスタミンはじめ
いろんな炎症物質により、
血管の壁がスカスカとなります。
そして、血液中にある、さらなる炎症改善物質たちが
スカスカになった血管の壁を通り抜けて
炎症している場所に
到達するのです
これを「血管透過性（けっかんとうかせい）の亢進（こうしん）」と言います
と、同時に
いつもの10倍もの血液量が流れるために
血管拡張（血管が太くなる）が起きます。
なぜ、そんなにたくさんの血液が集まるのか？？
それは炎症した組織を修復するためです。
血液中にある炎症修復物質が、一刻も早く仕事をするため
血液中から、たくさんの物質を含む「血漿（けっしょう）」が
傷ついた肌組織に集まります。
その時に血液から漏れ出た液体のことを「滲出液」と言います。
↑こういう黄色い液体ですね！
手湿疹が改善中、硬くなったところを引っ掻いてしまうと
この滲出液が出てきます。
硬くなった炎症箇所の下では
滲出液が集まって
傷の修復に努めているんですね。
修復が進み、滲出液の出番がなくなると
腫れた感じもなくなり、
引っ掻いた時に
滲出液ではなく「血液」が出てくるようになります。
赤い血が出てきたときは、
炎症も治りかけである
ということがわかるんですよ
この炎症を修復する機能というのは
誰もが持っている治癒力です。
この治癒力は
副交感神経が優位なときに
より発揮されます
副交感神経は、
リラックスしている時や
食後、夜の時間（寝る時間）に活発になります。
寝ている間に
肌が生まれ変わる、とか
きくと思います。
副交感神経がはたらいている時は
体にとってメンテナンスの時間。修復の時間。休息や消化の時間です
だから、
午前中や昼間は痒みを感じなかったのに
夕方になると痒みを感じ安くなったり、
寝ている時間に最も痒くなったりします。
その痒みは
治癒力が強くはたらいているサイン。
辛いけど、そうなんですよ
我慢できない痒みに
イライラしてしまうのも
しょうがないです！！！
でも、
少しでも事実を知ってあげることで
痒いね〜
辛いね〜
でもがんばってくれてるんだね〜
ありがとうね〜
ん〜辛いけど〜
ありがとう〜
そんな感じで、
おおらかに受け止められるといいのかな、と思います。
もちろん、それでも耐えられない！！
というかたは
対応が必要かもしれません
痒みが辛いけれど、
着々と改善へ進めるようなスキンケアをしたい方は
ご相談くださいね
いたみゆい＿♡
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