公開年:2022年

上映時間:176分

監督:マット・リーブス

出演:ロバート・パティンソン、ゾーイ・クラビッツ、ジェフリー・ライト、ポール・ダノ、コリン・ファレル、アンディ・サーキス、ジョン・タトゥーロ 



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監督は『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017)のマット・リーブス。主演は『TENET(テネット)』(2020)のロバート・パティンソン。



では、『THE BATMAN ザ・バットマン』の感想、いってみましょう。


★3.8




権力者が標的にされた連続殺人事件の犯人を追ううちに、ブルースにまつわる過去や、亡き父の犯した犯罪が暴かれる。葛藤しながらもバットマンは悪に立ち向かうという物語。




良くも悪くもない、というのが率直な感想。


暗くて重いバットマンらしい陰鬱とした世界観は僕好みだったし、想像以上にサスペンスフルな展開は面白かったです。


でも、全体的に物事がうまく進み過ぎて(リドラーのなぞなぞをあっさりと解きすぎ、とか)物足りなさを感じてしまったのも事実。


暗い物語が淡々と鬱々と進んでいくので、グッと盛り上がるところがあまりなかったんですよね(さすがにクライマックスは盛り上がったけど)。


意外性やどんでん返しみたいなものもなかったので、作りがちょっと正直すぎたかな、と。まぁ、主人公のブルースが真面目で実直な男なのでね。そういった意味では彼を体現した物語だったのかも、とか思ったりしました。




そんなブルース=バットマンを演じたロバート・パティンソンはかなり、かなり良かったです。ブルースがバットマンになって2年目の物語なのでね、未熟さというか余裕のなさみたいなものがうまく表現されていて、僕は好感を持てました。面白味のない男ではありましたけど、まぁ、2年目ですからね。伸びしろを感じさせるキャラだと思いました。


相棒?のセリーナ=キャット・ウーマンを演じたゾーイ・クラビッツも良かったです。特筆すべきはアクション。しなやかで美しくてカッコよかったです。足がピンッて伸びるんですよ。ピンッて。そこ、見どころです。セリーナの気の強さの裏に隠れた哀しみみたいな人間臭さ、深みみたいなのものも感じたし、ブルース同様に伸びしろを感じましたよ。


次作以降に威力が発揮されるようなキャラで、ロバート・パティンソンもゾーイ・クラビッツも続投で続編を観たいです。


ただね、リドラーの存在感が薄かった、というか、ただの愉快犯みたいな描き方だったのは非常に残念。キャラがいまいち立っていなかったんだよなぁ。演じたポール・ダノがヤバい奴感を上手に漂わせていたので実に惜しい。もっとエグみが欲しかったです。




かなり評判が良かったので、めちゃくちゃ期待して鑑賞しましたが、期待値を上げ過ぎちゃったかなぁ。


世界観という意味では僕は好きなんですけど、体調が悪い日に観に行ったら寝ちゃうかも、というくらいに淡々と鬱々としていて、もうちょっと何とかならんかったかなぁなんて思いました。


次はジョーカー編ですかね。『ダークナイト』も『ジョーカー』も素晴らしかっただけに、ハードルは高そう。っていうか、続編あるよね?



おしまい。