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公認心理師・臨床心理士の

 

中村友一(なかむらゆういち)です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます

 



 

例えば、60点の結果を出した相手に対して、

「たった60点しか取れなかったの?あと40点はなんで出来なかったの?!」

というように、ダメ出しや批判に終始する人もいれば、

「60点の結果を出したくらいしっかり頑張ったんだ!そして、あと40点分も良くなる余地があるんだよね。どういった工夫をすればよさそうかな?」

というように、これまでの苦労に対する労いと今後の成長につながるような言葉かけをする人もいます。

それそれの言葉を受け取った人の自己肯定感は全く違ったものになることでしょう。


他人の振る舞いに対して、批判やダメ出しの言葉ばかりが口を突いて出てくる人がいますが、そのようなネガティブな言葉を頻繁に聞かされる周囲の人は、あまり良い気持ちはしません。

次第に距離を置かれたり陰口を言われたりするようになった本人は、益々その周囲の人たちへの非難の言葉が多くなります。

あちこちの場所で人間関係がこじれて孤立し、不平不満に常に縛られているような人生は、決して幸せとは言えません。


「何が悪かったのか」という減点式の視点よりも「どのようにしたらより良くなるのか」という加点式の視点から物事を見る習慣をつけましょう。

そうすることで、他人との人間関係だけでなく、自分自身との信頼関係も良くなっていきます。

つまり、「なんてダメな自分なんだ!」と責めるのではなく、「今の自分から始めよう!」と決意するということです。


この世の中はいろんな物事が入り混じった玉石混交のようなもの。

その世界を、「醜いものにあふれている」と見るか、それとも、「綺麗なものにあふれている」と見るかは、本人が世界のどこに意識を向けるかによって変わってきます。

確かに、「醜い物事も直視しなければいけない」ということも一理あります。

しかし、短い人生、どうせだったら素晴らしい物事により多くの意識を向けて、最後に「あー楽しかった!」と言って人生を終えることが出来るようにしたいものです。
 

 

 

 

 

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