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公認心理師・臨床心理士の

 

中村友一(なかむらゆういち)です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます

 

 



 

自分の存在や自分の成果をこれでもかとアピールするというような「過剰な自己顕示欲」を持つ人がいます。

そこには、
「自分のことを誰かに認めてもらいたい」
「誰かに自分をほめてもらいたい」
「みんなに自分のことを『すごい!』と言ってもらいたい」
といったいわゆる承認欲求が隠れていることが往々にしてあります。

承認欲求が強すぎる人たちは、一般的に、家庭・学校・地域社会といった場において、自分の存在をしっかりと受け止めてもらう機会に乏しい環境にいた可能性が考えられます。


一方で、成人して大人になった後においても、過去のことにいつまでも固執して、「私がこうなったのは周りの人間のせいだ!」と駄々をこねていても、本人の人生はいつまでも悪い状態に停滞したままであり、そこから好転させていくことはできません。

もちろん、自分の手には負えない範囲の事であれば、周囲に助けを求めて、一時的に支援を受けることは必要です。

しかし、周りに頼る前に、まずは自分自身で出来ることは最大限やってみるようにしましょう。


今回の「過剰な自己顕示欲」「過剰な承認欲求」に対しては、「自分で自分を認める」という習慣をつけることが大切です。

「自分で自分を認める」「自分で自分を受け入れる」「自分で自分をほめる」といったことは、精神論ではなく、「習慣」であり、一種の「スキル」です。

スキルなので、継続的なトレーニングによって誰でも身につけることが出来ます。


最初に、例えば「スリッパを1回だけ並べる」「本棚の本を1冊だけ整理する」というように「やろうと思えば必ずできるようなこと」を1つ決めて、実際にそれをやってみてください。

そして、自分で決めたことを1つ完了した時に、両腕を大きく上にあげてガッツポーズをとって、斜め上に視線を上げて、「やったー!!!」と思いっきり喜んでみてください。

「これっぽっちのことをやっただけで、そんなに大げさに喜ぶなんて、馬鹿げている」と思う人もいるかもしれませんが、これは一つの「練習」です。

野球ではバットを何度も「素振り」します。ゴルフでもクラブを何度も「素振り」します。舞台演劇では同じシーンを何度も「リハーサル」します。

同じように、自分を認めるというスキルについても、慣れていない人は何度も練習をすることで、だんだんと上手くなっていきます。

そうすれば、より難易度の高いことであっても、より困難な障害であっても、自分を認め信じて、立ち向かうことが出来るようになるのです。


 

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