こんばんは~パー

 

 

今日は野沢温泉上ノ平へ。

残雪トレーニングをしている選手達を見に目

 

中学生、高校生、大学生、一般。

多くの選手がトレーニングを行っていました。

 

指導者の方と話す時間がありましたが、

やはり同じ危機感を持っておられましたね。

 

大学生のレベルが著しく落ちている。

 

これはフィジカルやテクニック等どの角度から見ても紛れもない事実。

W杯はおろか、U23世界選手権でも「結果」を出せていない。

 

22歳までにW杯でポイントが獲れるレベルまでいってないと、

その後社会人になって練習環境が整ったとしても伸びしろは

正直あまりない。

 

悲しいけどこれもまた紛れもない事実。

 

僕は大学4年の時にW杯参戦を始めたが、その年に8位になり、

正直世界は近いなと感じた。

 

しかし、そこから順位を1つ上げるのに3年かかり、

4位になるまでには更に2年かかった。

要は5年で4つしか順位が上がってないんです。

 

8位から4つ上げるのと、50位から4つ上げるのとでは難易度は違いますが、本当の意味で世界で戦うという事はこういう事なんです。

 

口では世界を目指しますというのは本当に簡単です。

世界の本当の強さ、速さ、恐さを知っている選手は

そう簡単に世界という言葉は使いません。

 

今はSNS等の普及で情報の発信や収集が容易になりました。

多くの選手が情報の発信を行ってますが、

その知識を使ってまずは己がきちんと結果を出して欲しい。

それが一番説得力があるし、夢や希望を与えられる。

 

僕自身、小中高校時代に色々な講習会に参加してきましたが、

自分から見て技術の上手くない人、

自分から見てたいして結果の出てない人の言う事に

説得力は感じませんでした。

 

情報を発信する事に満足することなく、結果をどん欲に追い求めて欲しい。

 

大学生は4年という期間がありますが、4年はあっという間です。

自分自身で高い目標を持ち、そこに向けて何をするべきか考え、

そこに向けて粘り強く取り組み続けるメンタルがなければ伸び率は低く、逆にそこが出来た時は強さが一気に飛び抜けます!

 

粘り強く続ける。

すぐに結果が出る競技ではないので、とにかく高いモチベーションを持って粘り強く続ける。

ハードなトレーニングを続ける。

 

大学3年まで世界とは無縁だった僕がどうして4年の時に一気に開花したか!?

それはキツいインターバルトレーニングを何年も何年も継続して行ったから。

世界と戦うチャンスがきた時の為にとにかく一喜一憂せず続けたから。

 

 

日本のクロカン界に期待しているからこそ、

次を担う大学生に期待しているからこそ、

スキー界に関わる皆この現状に満足できないのです。

 

やれば出来るんです。

でも出来ないのは、やってないんです。

やっているつもりでは世界との差は縮まらないんです。

 

選手だけではなく、指導者にも覚悟は求められます。

大袈裟かもしれないけど、指導者は選手の人生を背負っています。

選手の長くない競技人生を背負っているんです。

中途半端な気持ちでは本来背負えないんです。

 

メーカーも同じ。

特に国産のオガサカスキーは、ただ海外から輸入したものを供給するところとは違い、

一からの物作りです。

そんなオガサカに期待してくれている人達の為にも、

あらゆる可能性を形にし、検証し、妥協する事ないスキー作りを。

 

 

携わる人皆の力で世界に挑みましょう!

やる前から出来ないは言わずに、やりましょう!