一生付き合える道具と職人。「鉈」「鍛冶工房 金床 秋田和良さん」 | 石原悠一 ブログ

石原悠一 ブログ

ライブペインティングパフォーマンスや壁画作成、ボディペインティングなど様々なアート活動を行っている石原悠一のブログ

先日、安芸太田町加計にある鍛冶工房「金床」の秋田和良さんのところへ。





ここのところ、山に入ったり、木を扱うことも少しずつでてきました。


将来の自分の生活もイメージすると、

やっぱり、一生付き合える自分の道具が必要だなと。



今回お願いしたのは、「鉈(なた)」。



数カ月前からずっと道具屋やホームセンターで探していたんですけどね。

やっぱりなんか違うなと思っていました。

そこで、良いご縁もあり親しくなった信頼できる職人、

秋田和良さんにお願いすることにしました。


打ち合わせでまず僕のイメージを出来るだけ伝えました。

山に持って入るし、たまに薪を割ることもあるかもしれない。

エビ鉈の形を元にして、柄の短いものが良い。

両刃で、粘りのある刃が良い。

などなど、、、その他僕の要望をたくさん、、、笑


丁寧に聞いてくれ、

秋田さんの出した答えは、「泊鉈(とまりなた)。



泊鉈は、富山県の新潟県境に近い朝日町泊地区一帯で昔から作られて来た鉈で、

作り手と使い手の切磋琢磨の歴史を経たかなり使いやすく美しい鉈です。

独特な形状ですが、先端の出っ張りが地面を叩いてしまったときの刃先の保護や、

遠くの枝などをたぐり寄せる時に役立ちます。

大久保さんという野鍛冶さんが、ただ一人、泊鉈の生産者として頑張っておられました。


※ 鍛冶工房金床 秋田和良さんブログより↑↑
http://nokaji.jimdo.com/2015/09/20/%E5%85%88%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%8F%97%E3%81%91%E5%8F%96%E3%82%8A/




とのこと。


その泊鉈を元にして、

刃の大きさはもちろん、

腰入れの角度や、柄の大きさや形。


すべてが僕の身体に合わせて作られています。


柄は、使うほど手に馴染むということで桑を選んでいただきました。



職人の心遣いと感覚が、本当に良い道具を作り上げてくれています。


一生付き合える道具。





職人っていいなぁ。

広島にも、こんなにこだわってくれる職人がいることがうれしいです。


秋田和良さんの気概に感謝!!

ありがとうございます!




鉈については、鍛冶工房金床のブログで詳しくまとめてくださています。
ぜひご覧ください☆

「鍛冶工房金床 秋田和良さんブログ」
http://nokaji.jimdo.com/2015/09/20/%E5%85%88%E6%97%A5%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%8F%97%E3%81%91%E5%8F%96%E3%82%8A/



こちらもぜひ☆
「鍛冶工房 金床」facebookページ
https://www.facebook.com/kajikouboukanatoko