3月22日(日)で東広島市立美術館の特別企画展が終了。ありがとうございました! | 石原悠一 ブログ

石原悠一 ブログ

ライブペインティングパフォーマンスや壁画作成、ボディペインティングなど様々なアート活動を行っている石原悠一のブログ

先日、3月22日(日)をもちまして、

東広島市立美術館の特別企画展が終了いたしました☆

特別企画展期間中の来館者記録更新とまではいきませんでしたが、

それに迫る勢いのご来館を頂いたようです(^_^)

よかったよかった☆

ご来館いただいたみなさん、本当にありがとうございました。





この企画展ににむけた思いが東広島市立美術館の図録に掲載されているので、

作品とともに紹介させていただきますね。


~特別企画展-Life&Art- 「花-生きるということ-」への思い~

 花は、笑顔や温もり、可憐さや儚さなど多くの解釈があり、見た者に多様なイメージを湧かせるものである。また、人生にも例えられるほど人間の意識に入り込み、身近なものだ。

 私は、「花」というひとまとまりの外見を美しいと思っているのではない。むしろその外見の、見境なく力強い生々しさには、グロテスクさを感じることもある。命の叫び、生への懸命さといった感じだろうか。

 しかしそれと共存して、か弱く、存在することもままならない泡沫のようでもある。その矛盾を内包し、両立させながら生きている花。

 私は、花の魅力的な美しさは、その生への接し方にあるように思う。




そして、僕の展示作品は2枚。

「懸命であれば貪欲なしたたかさも美しい」 91.0×116.7cm



花は心をゆるませ、潤わせる。
しかし、花は単にヒトを喜ばせるために咲いているのではない。
花は生殖器である。
その営みは、次へと繋いでいくための仕草であり、形・色などは極めて戦略的である。
花は、か弱さゆえに、貪欲に、したたかに、次へと繋ぐ。
このような、花のもつ懸命さを美しいと感じているのだろう。




「はな」 116.7×182.0cm ※2つのパネルを合わせて1つのパネルを作り、制作した。


 様々な要因が刺激し合い、その場を作り出している。さらにそれは、過去から未来へと続く流れの中にある。
 不可能か可能かではなく、すべての要素を包括して解釈することはおそらく無意味である。
 大きな流れのなかで、自分の流れを感じ、揺蕩い、ひらく。
 そのような振る舞いが、自然との距離なのではないかと思う。




それと、今回の特別企画展では美術館のご意向をうけて、

作品の展示だけでなく、ライブペインティングパフォーマンスや楽描キッズ(らくがきっず)も、

実施することが出来ました。












今回、東広島美術館より、このような機会をいただき本当に有り難く思っています。

また、僕にとってとても大切なテーマであった偶然にも感謝し、嬉しく思います。

このテーマに向け、観想する時間を楽しむことができました。

本当にありがとうございました。