お久しぶりのブログです。
遡ること、2022年秋。
このプロジェクトをスタートするために機材を引き受けました旨ブログへ1ページのみ記録を残してました。
その後、内容を本決めしながらスロースタートしました!。
フェルナンデス製 MG-145S LD
HIDEさんモデルのレモンドロップですね!
スルーネックではなく、ボルトジョイントネックでありながらも、
他モデルへは無いマホガニーボディへメープルトップと、少々希少個体でもあります。
それだけでも良いのに、これを!大胆にリメイクしてほしいとのご依頼。。。
いつも、言ってるが、
「出来るけど、時間はかかるよ!」
と、いうわけで、スタートしました。
さて、今回のプロジェクトの内容は、、、
HIDEさん書籍や、いくつかのライブで使用されたコチラ~
Fernandes Burny MG-X HSH proto typeです!
メジャーな機種ではないので、ご存じない方も多いかも。
それに、黒MGはいろいろあってですね。。
HIDEさんギターでメジャーなサイケデリック柄の後、XからX JAPANとなったころ、
次期メジャーMG(チェリーサンバースト)登場前の試験機でもあります。
ライブでいうと、アートオブライフで使用されました!
特徴はですね、使用材は不明ではありますが、
黒ネックスルーMGへサスティナー搭載。
そしてシングルピックアップがマウントされてますね!
一般販売にはなっておらず、お持ちの方はまずいないでしょう。
(細かい特徴が少しあるので、それは後ほど)
メーカーで注文して作ってもらえば?と思いますが、、
実はフェルナンデスさんは一般オーダーメイド注文は一切受け付けてくれないんですよね~~。残念
なので、やっちゃいます!
各パーツ類を全て取り外し
このギターもネックシムが入っているのですね~
そして、塗装を剥ぎます。これが大変な作業なんですね~ ふぅ~。
塗装剥がし方法はいろいろあるので、ググってみてください。
方法によっては、メリット・デメリットはあります。
今回は剥離剤~磨きとしてます。
塗装剥がしが終えたので、大きな作業(施工)へと入っていきます。
ここからが真剣にやらねば、修正面倒なことになってきます。
ボディ背面の中抜きをして新たにメープル材を嵌め込み、ヘッドストック背面も削って。
シングルピックアップを増設するためスペースを空け、
スイッチ1個の位置を変更。
ヘッドストック背面へ突板を貼って、サイズ合わせてからペグ穴を開けました。
そして、ネックを結合させます!
合体!
ここが挫折するポイント。
ネックスルーになるまで、ひたすら削る! 相当疲れます。 挫折ポイント!
電池ボックスのスペースも再度開けます。
ところで、
ヘッドストック背面、希望でしたこれ
どうも、気に入らない。ダサい。
と、いうことで、
外した。
う~ん、これの方が綺麗だ!
てなわけで、
大がかりな木工加工は、ここまで!
これだけの加工をしてくれる工房さんは、なかなかいないかな。
黒塗装をして、
足付け。
けっこう、足付けをせずにクリア塗る方見かけますが、私は気に入りません。
特に黒塗装では。
クリアはツルツルピカピカでも、黒は波打っているのはよく目立ちます。
なので、足付け大事。
ヘッドストックも黒塗りなので、黒を塗ってから足付けして、
ロゴをいれます。
今回は、デカール仕様の希望ということで。
支給いただいたデカールは鮮度良くなく、またサイズが違うことをSNSでご存じの方からお教えいただいたので、
(私自身が忘れていた)
私の方でデカールを至急作成して、それを貼り付け!
よしッ!
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クリア塗装するぞー!!!!
そして、
傷やホコリが目立つ黒ピカボディ
保護テープをざっくり貼って、パーツを取り付け。
さ~、いよいよ完成です。
続く・・・