皆様
声を整えて本来の自分に戻る
一般社団法人 日本声診断協会 代表理事 中島 由美子です。
宇多田ヒカルさんといえば、
日本人で知らない人はいないというほど
有名なアーティストですね。
宇多田さんは、1998年発売のデビューシングル
「Automatic / time will tell」、
翌99年の2ndシングル
「Movin'on without you」の売り上げはともに
100万枚を超え、
さらに1999年3月にリリースされた1stアルバム
『First Love』は、国内で860万枚を売り上げ、
日本のCDアルバムセールスの記録を塗り替えました。
そんな宇多田さんの持つ独特の声の秘密を
紐解いていきたいと思いますが、
声は内面の現れであるということは
このメルマガでも
ずっとお伝えしてきました。
声の分析の前に
宇多田さんが持っている独特の雰囲気や才能が
どこから来ているのかを
探ってみたいと思います。
そこで、
VOGUEという雑誌に掲載されていた
インタビュー記事を
ご紹介してみたいと思います。
世界最大級の音楽フェス
「コーチェラ・フェスティバル」に
参加したあとの、ジェーン・スーとの
インタビュー記事でした。
興味深い内容だったのが
「伝えたいことはない」という
宇多田さんの歌詞に
なぜ私たちが魅了されてしまのか？
ということでした。
宇多田さんは、
『宇多田ヒカルの言葉』（エムオン・エンタテインメント）という本の
まえがきで、自身の作詞方法について
こんなふうに説明していました。
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《特に表現したいことや、伝えたいことはなかった。
でも、音楽とともに浮かんでくる情景やおぼろげな情感を
手繰り寄せてストーリーと登場人物を設定すると、
言葉がたくさん出てきた。
「誰か」の気持ちを描くことで、
自分の意識下にあった気持ちに触れることができた。
それが私にとっての作詞だった》
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『“いいもの”という感覚は、みんなで共有するクラウドサービス』
感情や主張が先にあるのではなく、
架空の人物を設定し描いていくことで、
自分の意識下にある気持ちをすくいあげる。
それが宇多田ヒカルにとっての作詞だと言っていました。
思えば、これこそが 宇多田さんの作品が
多くの人から共感を集める理由なのではないかと思います。
さらには
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私の中の“いいもの”という感覚は、
みんなで共有するクラウドサービスみたいなイメージで、
特に言葉はそうなんです。
言葉って普遍的な価値があるじゃないですか。
常にアップデートされて意味が変わっていく。
例えば“いま”という言葉を使ったとします。
でもその音自体には何の意味も無くて、
それを大勢の人が『こういう意味だよね？』と共通認識を抱くから
“いま”が“今”になる。
だから私の中だけでは成立しないというか、
私も含めた多くの人の中で共有している
“いいもの”を追い求めることが
“いいもの”のための もの作りなのかなって
私は“才能”という言葉を簡単に使うのは好きじゃないし、
私自身、それは概念であり
架空のものだと思っているから信じていませんけど
このように語っていました。
また宇多田さんは
得意なことばかりやっていたら
成長しないと思い
「人間活動」に入り
他の人達がやっている当たり前のような暮らしを
体験しようとしたり
子育てや母親の死をきっかけに
愛とはなにかを探究したり
９年間も精神分析に通い
ご自身が癒やされた分の気付きが
歌詞になっているのだといいます。
自分自身が探究した気付きと波動が
多くの人の深層に共鳴する
作品になっているのだと思いました。
明日は実際に宇多田さんの曲を
いくつか解析してみたいと思います。
声をフルサウンドに近づけながら
周りを愛に変えていくことのできる
本来の自分をとりもどしていくプログラムの
詳しくはこちらです。
●大好評！ヴォイスレボリューションプログラム
https://koeshindan.jp/wp-content/uploads/2023/02/Voicerevolution_Full-1-2.pdf
現在3期生の回が行われています。
大好評に尽き第4期も開催決定！
募集は6月ぐらいから始める予定です。
是非お楽しみになさってください。
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございます。
愛と感謝を込めて。
中島由美子 拝