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皆様 

声を整えて本来の自分に戻る

一般社団法人 日本声診断協会 代表理事 中島由美子です。

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以前こちらのブログで

倍音についてお話させていただきましたが、

 

 

 

ユーミンの声は倍音だとよく言われています。

今日はユーミンの声の波形から

その声の秘密を探っていきたいと思います。

 

 

まずは、倍音の声というと

「倍音声明」や「倍音発声」というのを思い出します。

それは、チベット仏教やモンゴルのホーミーに

その起源があると言われているそうです。

 

 

特に集団でお経を唱えていると

次第にトランス状態になり

精神世界へとトリップしてしまう人もいるようです。

 

お坊さんの声には高周波の倍音が含まれており、

その高周波の倍音を聞いていると

脳波にシータ波やアルファ波が強く出て

リラックスの極致へと導いてくれると言われているそうです。

 

 

ユーミンの声は

無機質な声のように聞こえますが、

あの声には、

一般人よりも多くの「倍音成分」が

高周波の領域まで含まれているそうです。

 

もしかしたら

“ユーミン”と“お経”には共通点があるような気がしています。

 

 

つまり

ユーミンとお坊さんは

頭蓋骨を反響”させる発声方法に共痛点があるのではないか

と思っています。

 

声を鼻から上に抜けるように出し、

“頭蓋骨を反響”させた発声が

“倍音”(成分)を含んだ声になっているのではないかと

推測しています。

 

 

ギターやピアノのような楽器であれば

元になる音程、基音と

オクターブ違いの音も一緒に響かせることで、

簡単に和音が出せるのですが

 

 

人間という楽器はたったひとつの声帯で、

頭蓋骨を反響させて、

和音(倍音)を発声させることができるのです。

本当にすごいなあと思っています。

 

 

以前、「マツコの知らない世界」で

松任谷由実さんが下記のように語っていました。

 

 

「中学の時に、パイプオルガンの音を初めて聞いてね、

教会中がガーッとなって、

パイプオルガンに感応しちゃて

涙がバーッて出た。

その時に、

パイプオルガンの音がプリントされちゃった。

 

パイプオルガンのような音色してない?

ギフトだからしょうがないよね、

困っちゃう。

テレビでこんな話したことない。」

というようなお話でした。

 

 

 

パイプオルガンがプリントされて

倍音になるなんて

とてもユーミンらしいエピソードだと思いました。

 

 

また、ユーミンのように

音量を一定にして歌うというのは

とても高度な技術だと思います。

 

 

音ごとに、自然な強弱をつけて歌うほうが、

ユーミンのように

高い音も低い音もすべて一定に歌うよりも

楽だと思います。

 

 

文明科学研究所 所長の

大橋力さんの分析でも

ユーミンとホーミーの名人の歌声が

びっくりするほど、波形が似ていると

おっしゃるのは

頭蓋骨に響かせる倍音発声法に

あるように思いました。

 

今日は長くなってしまったのでこの辺にして

次回はユーミンの声の波形を

お伝えしたいと思います。

 

 

本日も最後までお読み頂き

ありがとうございます。

愛と感謝を込めて。


 

中島由美子 拝