スピリチュアルな本や自己啓発の本などには、「あるがままの自分を愛する」とか「あるがままの自分に戻る」という表現が使われています。

現状の自分が何か悩みを抱えていたり、自分がわからなくなっていたりすると、「あるがままの自分」という表現や「本当の自分探し」という言葉にひかれて今の自分からもっと違ういい自分に変わろうとします。

そんな時に、様々なセラピーをめぐり歩いても、結局は見つかりません。

それはあるがままの自分も本当の自分も、自分の根源のことを表現していて、それは自分で自分の内側を自分自身で深めて行って、さまざまな心の欲やエゴをそぎおとしていった時、心を無にした時に、出会えるものだからです。

心が「探そう!」、「見つけよう」と、「楽しそう!ワクワクしたい!」と心を働かせて動き回っている時には、自分の内側に入ることが難しいため、なかなか本質の自分を見つけることができません。
やりたいことをする。好きなことをするのが本当の自分、あるがままの自分ととらえがちですが、自分の中の本質なのか、心のエゴなのかを見極めることができないかぎり永遠に同じところをさまよい続けてしまうのです。
自分の中には「マインドの自分」と「本質の自分」がいるということを、まずは自分でわかるようになり、マインドにとらわれず、本質とアクセスできるようになっていくことが大切だと思います。


ヴォイススクールでは、そういった学びをして頂くカリキュラムも入っています。


天の音有唯