Les meilleurs expositions en 2022.
「Les meilleurs expositions en 2022. 」
= 「2022年 ベスト展覧会。」
さて 今年も ベスト展覧会 を 決める時期が やってまいりました。
個人的な 背景には なるのですが、
2022年は 3月に 東京から 京都へ 拠点 を 移したこともあり、
関東 関西 それぞれの展覧会 が バランスよく 選抜された状況に。
ただ 美術館 や アートスペース の 絶対数 でいうと
やはり 東京の方が 数は 圧倒的に 多いので、
来年からは どうなるのかな? という 感じでは あります ('A`)
それでは 行ってみましょう。
「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」
@京都国立近代美術館
上野リチ の グラフィック・デザインへ の 愛に溢れていた 展覧会。
色彩豊かで 色が 遊び歩く リズム も 良くて。
でも 何処かに " 黒 " を ソリッドに 効かせて、
自由に ダンスに興じる デザインたち を 律するような
足し引き の バランス感覚 も 素晴らしかった。
デザイン画、 衣装、 テキスタイル、 インテリア と
関連資料 も 数多く 出品されており 展示ヴォリューム も 大満足。
製本も素晴らしかったので すごく 久しぶりに 図録も 購入しました。
「ゲルハルト・リヒター展」 @東京国立近代美術館
現代美術界 の 帝王的存在 リヒター先生 の 大回顧展。
今年一番 期待していた 展覧会でしたが、 総合的には 満足でした。
もちろん 「フォト・ペインティング」 や
「アブストラクト・ペインティング」 シリーズ など
素晴らしい 作品 も 多かったのですが、
やはり 代表作 「ビルケナウ」 が 異次元的存在でした。
もはや 「ビルケナウ」 だけで 展覧会 が 成立してしまう。
(ただ唯一 残念だったのは ビルケナウ を 展示するのに
東近美 の 天井 は さすがに 低すぎたこと、、、
もっと ズガーンと 抜けた空間 で 観たかったです!)
ホロコースト という 歴史的大虐殺事件 の 事実から
どんどん 遠のきつつある 時代 を 歩む 私たちにも
ビルケナウ の 画面 に 充溢する 「赤」 の 意味 は
誰一人 語られずとも 理解できる。
だからこそ 打ち震える。 こんな事件 が あったことに。
そして この事件 を 芸術作品 として 昇華させた 彼に。
死ぬまでに また 再会できる機会 が あれば良いと 思います。
「Testament あかし」 @青森県立美術館
半年前から 作戦 を 練りに 練って
今年1月に 実行に 移した 「青森GOKANツアー」。
しかし 今からまさに 飛行機で 青森へ 飛び立とうという 寸前で
青森における 感染症超拡大 の 事態を 受けて
一部美術館 が 急遽 長期閉館に入る 決定 が 下され、
私の計画 は たった 数時間で 頓挫。
結果 5館中 3館しか 行けませんでしたが、
青森県立美術館 の この展示 が 良かったのが 救いのひとつでした。
特に 写真家 北島敬三氏 の 作品 が 胸打つものが 多かった。
東日本大震災 の 被害 を 受けて
荒廃 を 極めた街 が 写されているのに
何故か 事実 と 非現実 の 境界線 が 混濁するような、
自分の足元 が ふわふわ 揺らいでいくような 感覚 が ありました。
「春日神霊の旅ー杉本博司 常陸から大和へ」 @金沢文庫
真鶴方面 に ある 「江の浦測候所」 と 同日に 観にいきましたが
こちらは もう 杉本博司ワールド炸裂 の 展覧会でした。
春日大社 は 奈良・平城宮鎮護 の 守護神 で ありますが、
東の常陸 と 下総とも 深い 結び付き を 持っており、
東国 に おける 春日信仰 の 神髄 を 見せたもの。
関西に 戻ってから 間も無く 春日大社にも ご挨拶に 行きました。
「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」 @国立新美術館
この展覧会 を 観終えるのは 相当 ハードな 問題でした。
なぜなら " 傑作 " と いえる 作品 が あまりにも 多すぎたのです。
こういった 世界的規模 の 美術館展 と なると
超大人気作 が 数点のみ 目立って 登場し、
話題 を かっ攫っていくものですが、
「何なの この展覧会は、、、、」 と 呟かずには いられないほど
超名画 の 比率 が 高すぎて 3周回っても 全然 足りない!
めちゃくちゃ お腹いっぱいに なりました。
これおそらく 人気作品 の 投票しても 票が割れまくる 気がします。
たぶん コスパ(?) で 考えたら 年間1位じゃないかしら。。
あと 「すみっ子ぐらし」 との コラボグッズ も 可愛かった♡
「懐石の器 春季・夏季」@MIHO MUSEUM
すごく 久々に 訪れた MIHO MUSEUM。
春季・夏季 の 二期に 渡って
MIHOコレクションから 垂涎ものの 懐石の器 を ピックアップ。
器の意匠 や 素材 形から 季節 を 感じてもらいたいという
もてなしの心 が 息づく コレクション は 素敵なものばかり。
もう とにかく 乾山の器 が 欲しくて欲しくて 狂いそうになる ('A`)
でも もちろん 手に入らないから 写真集 買いました。。。←
来年は 京都拠点で 関西中心に なるとはいえ、
既に 2023年前半 東京方面 が 熱いことに なっている、、、
今年 夏頃に 東京アート鑑賞旅行 へ 趣きましたが、
また 来年 も 向かうことに なりそうです。
そして 青森GOKANツアー も 近いうちに 必ず リベンジしたい!
引き続き 来年も どうぞ よろしくお願いいたします。
* 由 *