Tofuku-ji N゜2. | Raison d'être

Tofuku-ji N゜2.

「Tofuku-ji N゜2.」 = 「東福寺 その2。」

 

 

今年4月 に 「今日 東福寺 行こうかな」 と 

 

その日 の 気まぐれな 思いつきで ふらりと 向かった 東福寺。

 

 

 

 

(勉強中)

 

 

しかし 夏を迎えて 青紅葉 も 成熟してきた このタイミング で

 

「隔週間 古寺行こう」 の 第11弾 が 登場。

 

名勝庭園 を 擁する 南禅寺・建仁寺・東福寺 の 合併号。

 

 

先日 雨降る休日 に 「何処か 庭園 観に行こうかな」 と 思い、

 

そのとき すぐに 東福寺 に 行くことを 思い浮かんだのですが、

 

数日後 に JR東海との 連動企画

 

「京の涼さがし」 が 始まる情報 を キャッチしたため、

 

先に 南禅寺に 向かっていたのでした。

 

 

東福寺 の 伽藍巡り は 前回のブログ で 書き記しましたので、

 

今回は 夏の東福寺 の 楽しめるポイント を ご紹介できれば(´-`)

 

 

よく 知られた話には なりましたが、 京都 は とにかく 暑い。

 

涼やかな イメージ を 持たれていることが 多いようなのですが

 

現実は 激しく 蒸し焼き状態 ('A`)

 

 

地形的問題として 市内 が 盆地のために 風が 全然 抜けず、

 

ただただ 湿気 が ずずーんと 溜まる街。

 

(そして 冬は 氷の鉛 を ぶら下げたように 足元 が 重くなる)

 

日陰 に 入っても 体感温度 が 全く 下がらないという

 

非常に 厄介な 地域 で ございます。

 

だからこそ 「涼」 を 感じる工夫 は すごく 重要なのです。。

 

 

 

 

 

 

「京の涼さがし」 キャンペーン の 中でも

 

東福寺 が 参加しているのが 「風の涼」。

 

(他にも 楊谷寺、 三十三間堂、 貴船神社 も 参加しています)


紅葉観賞 の 名所、 通天橋 に 風車 や 風鈴 を 掲げまして

 

背景になる 青紅葉 との 清涼感溢れる 色彩 の グラデーション や

 

渓谷 洗玉澗 の 水が流れる 清らかな音 と

 

風鈴の音 の コラボレーション が 楽しめる内容 と なっています。

 

 

 

 

 

 

 

東福寺 は 紅葉の季節 以外は そこまで 混み合うことは ないので、

 

風の涼 も 静かに ゆっくりと 楽しめます。

 

天に 揺蕩う 青い紗幕 が また 涼しげ。

 

 

 

 

 

 

 

訪れた日も 35℃前後 の 猛暑日 でしたが、

 

風鈴の音 が 「ちりん」 と 鳴るだけで

 

すぅっと 熱が引くような 感覚になるのは 不思議です。

 

 

 

 

 
 
4月に 訪れたときは 閑散としていた 洗玉澗付近 も
 
今や すっかり 青紅葉 が わっさわっさと 生い茂っております。
 
カンカン の 日照り が 厳しい日でしたが、、、
 
青紅葉 が たくさんの陰 を 作ってくれました(´-`)
 
 
 

 

 

 
 
通天橋からの 眺め。
 
それぞれ 臥雲橋方向 と 方丈方向 を 向いたところ。
 
東福寺 の 紅葉 は ちょうど 目の高さまで 大きく 伸びてくるため
 
遠近感 が 無くなるほどの 迫力 が あるんですよね。
 
今年の秋 の 紅葉 も 楽しみです(´-`)
 
 
 
 

 

 

方丈庭園にも。

 

こちらも 4月に 来たときより 苔が 色濃く 成長していて、

 

緑の濃淡 が 美しく、 より豊かな 色彩に。

 

自然の輪廻 と 相まって 同じ風景でも 見る時期 が 違うだけで、

 

訴えかけてくるものは また全然 違います。

 

 

 

 

 

 

東福寺 の 方丈庭園 の 中でも やはり 個性 が 強いのが

 

市松模様 の 北庭。

 

こちらも 苔が成長し ふっくらと 凹凸も 出てきました。

 

深緑 〜 薄桃色 の グラデーション も とっても 優美。

 

 

 

 

 

 

そして 三門前 の 「思遠池」 には 蓮の花 が 満ち満ちて。

 

(もう 蓮の季節 は 終わってしまいますが、、)

 

 

東福寺 は 通天橋 と 方丈内部 は 有料拝観区域 ですが、

 

三門 を 含む 伽藍内 は 普通に 入れます。

 

少し 早起きして 国宝の三門 と 蓮 を 観に来るのは 断然あり。

 

日中も 散歩しに 来る方 も 多いです。

 

 

 

さて 東福寺内 も グルリと したので

 

近くの 塔頭寺院 にも 向かいましょう(´-`)

 

 

東福寺 は 現在 25の 塔頭寺院 が ありますが、

 

内陣公開 は 「通年公開」 「特別拝観時期のみ公開」 「非公開」 の

 

3つに 大きく 分かれております。

 

 

 

 

 

また 2022年夏現在 古寺行こう誌 に 掲載されている

 

「龍吟庵」 は 修繕工事のため 今秋の 特別拝観 は 見送り、

 

「同聚院」 の 内陣 は 秋の特別拝観のみ 公開のよう。

 

また 塔頭寺院では ないですが、

 

東福寺 開山堂隣 の 「普賢院」 も 全面修繕のため 絶賛工事中。

 

訪問の際 は その点だけ ご留意くださいませ。

 

 

 

 

 

「光明院」

 

 

公開塔頭として 外せないのは 勅使門 を 出て

 

徒歩2分くらい の ところにある 光明院。

 

東福寺 方丈庭園 を 手掛けた 作庭家 重森美玲 が

 

同時期に こちらの 庭園 も 造っています。

 

 

 

 

 

 
image

 

「波心庭」

 

 

昭和14年 に 作られた 主庭 波心庭 は 枯山水庭園。

 

「虹の苔寺」 の 異名で 知られる 名庭園であり、

 

大海 を 表現した 白砂 を キャンバス に 見立てたとしたら

 

紅葉 や 苔、 大刈込とした 皐月 や 躑躅 は

 

虹を描く 絵具 と 云ったところでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

室内のご様子 も また 良いのですよ。

 

こういう 和の部屋にも 住みたくなりますね。

 

 

 

 

 

 

CM に 出てきそうな 丸窓。

 

光明院 は アートとの コラボレーションイベント も

 

ちょくちょく 行っているようなので、 チェックしてみると 良いかも。

 

 

 

 

 
「万寿寺」
 
東福寺から 東大路通 を 挟んで 建つ 万寿寺。
 
こちらも 東福寺塔頭 の 1つに 数えられてはいますが、
 
禅寺 の 寺格(ランキング) で ある
 
「京都五山」 の 第5位 に 位置付けられる 禅宗寺院です。
 
(ちなみに 東福寺 は 第4位です)
 
しかし こちらは 通常非公開寺院 に なるため、
 
入口 の 鐘楼(重要文化財)だけ 鑑賞していきましょう。
 
 
 
ようやく 7月も 終わりますが、 まだ 8月も 残ってる、、('A`)
 
(西山 は とにかく 夏が 大嫌いなので
 
8月は もう飛ばして 9月に 行ってほしい。。)
 
 
またまだ これからも 暑い日 は 続いていきますが、
 
皆様 各々の 夏の涼 を とりながら、
 
どうぞ ご健康に お過ごしくださいませ(´-`)
 
 
 

 

 

「ちりん ちりーん」

 

 

* 由 *