Beaux jardins japonais. | Raison d'être

Beaux jardins japonais.

 
「Beaux jardins japonais.」 = 「名勝庭園。」
 
 
京都 の 神社仏閣で 一番 大好きで
 
見ていて 落ち着くのは 龍安寺 の 方丈庭園 なのですが、
 
龍安寺には 行くにも 少し時間 が かかるし、
 
今回は ひたすら ゆっくりできそうな 時間 が ない。
 
 
ですが 少し 庭園 を 観たかったので、
 
祇園四条 から すぐの 建仁寺 へ 赴くことに。
 
 
が、 道中 私の気まぐれ が 発生し、
 
少し 足を伸ばせば 川端七条 の 智積院 にて 庭園 の 他にも
 
長谷川等伯 の 国宝 が 観れることを 思い出し 急遽方向転換。
 
結局 グルグル 動き回った 1日 と なりました。
 
 
京都 の 高湿度 が ジワジワ 体内に 侵入してくる中、
 
川端七条 から 徒歩 約10分 で 智積院 到着。
 
 
智積院 の 庭園鑑賞 を 前に 等伯 の 国宝障壁画 を 堪能。
 
桜図、 松に黄蜀葵図、 楓図、 雪松図、、、 と
 
真四角の部屋 にて 絢爛豪華 な 四季に 囲まれる。
 
 
胡粉を 塗り重ね ふっくらと 盛り上げた 八重の花弁 が 愛らしい
 
「桜図」 は 等伯の息子 久蔵25歳 での 作品。
 
 
だが 久蔵は 翌年 夭折し、 その 愛惜の情念 を 傾けたのが
 
桜図 の 隣に並ぶ 「楓図」、
 
地上まで 降りてくる 金色の雲 の 気配、
 
沈んだ青 に 白い波紋 が 揺れる 小さな池、
 
紅 黄 青 と 生と死の間 を 彷徨うように 色づく 楓の葉。
 
一番 離れがたかったのは やはり 楓図でした。
 
 
 
 
 
 
 
そして 庭園鑑賞 を ゆっくりと。
 
日差しは かなり 強いものの、 気持ち 涼やかに 感じられる室内。
 
 
 
 
 
 
 
庭園 を 眺められる部屋 には 障壁画 の レプリカが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中国の廬山 を 模った 「利休好みの庭」 と 伝えられているそう。
 
丁寧に 剪定 が 入っている処、
 
敢えて 野性味 を 残している処、
 
夏の日差し に 負け無い 力強さ も 感じました。
 
 
 
 
 
 
 
暑さで うだる 私です。
 
智積院 の ライティング が 結構 綺麗だった。笑
 
智積院 は 人も まばらで とても 静かでした。 また 来たいな。
 
 
 
 
 
 
 
 
グルリ と 回って  小さな 枯山水 も。 ホッとします。
 
 
 
さて 智積院 を 後にしまして 上ル 上ル
 
途中 五条坂 の 陶器まつり も 寄り道して
 
通り道 の 六波羅蜜寺 にも 立ち寄って 建仁寺へ。
 
 
 
 
 
 
こちらでも 枯山水 を しばらく 眺める。
 
龍安寺 も そうですが、
 
天上か 下界 か わからぬ 有為の空気 を 醸し出しているからこそ
 
枯山水 には 惹かれ続けているのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
◯△囗乃庭
 
この3つの形には 宇宙 の 根源的な形態 が 集約されているそう。
 
 
 
 
 
 
「潮音庭」
 
 
緑生い茂る庭、 中央に 三尊石 その東には 坐禅石。
 
どうやら 私は 石そのものにも 興味が あるようです。
 
建仁寺 は 観光の方 も 非常に 多いので
 
風景 を 独り占めするのは なかなか 難しいようです。
 
 
この後 美術館へも 足を 運んで 動き回った1日 が 終了。
 
今度は やっぱり 龍安寺 に ゆっくり 行ってみよう!
 
 
* 由 *