君は "いつ" から来た? | 今だけ( >ᴗ<)و ̑̑ チョットだけ( >ロ<;)و ̑̑

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フリースタイルダイアリー的なアレコレ。たった一度の毎日、無駄にはできません。

 おはようございます、こんにちは、こんばんは!

 yui-yuiです!٩(ˊᗜˋ*)و

 

 さて、表題の台詞は、わたしが大好きな小説、高畑京一郎先生の

『タイム・リープ あしたはきのう』

 の印象的なセリフです!

 作中では " " はありませんけれどね。

 高畑京一郎先生の作品は、わたしはこのタイム・リープで知りました。

 そんなに昔の作品じゃないと思っていたのですが27年前ですって!(゚Д゚;)

 そんな、バカな……!

 バカなことはないですね、制服着てたもんな、わたし(´・ω・`;)

 

 他にはダブルキャストも確か上下巻で、こちらもまた面白かったですね!

 やるドラシリーズのゲームの方じゃなくてね!

 ゲームの方、みんな名作とか言ってたけどわたし嫌いだったなw

 

 そして、帯!見てください帯!

 我らが←

 米澤穂信先生からのメッセージです!

 知っている方もそうでない方も聞いてくれ!()

 

 京都アニメーション様のアニメーション作品の一つ、『氷菓』の原作である『古典部シリーズ』のあの!←

 米澤穂信先生です!(๑˃̵ᴗ˂̵)و

 

 過去、大好きだったお話の帯文に、大好きな作家さんがメッセージを寄せてくれるなんて嬉しいですね!

 

 わたしは、初版、持っていたのですが、誰に貸したのか不明なまま、返ってきませんでした(´・ω・`)

 そして先日、米澤穂信先生のツイートで、帯文を書かれたことをツイートしていらっしゃったので、我の大好きな作品!

 と思って昨日会社帰りに買って帰りました。

 

 

 数年ぶりに読み返してみたけれども、とっても無駄なく、でも楽しく、展開が続く。

 あっという間に読み終わってしまう、濃縮された内容。

 

 今になって読み返して思ったのは、もう少し翔香ちゃんや関くん、それと事件や犯人の発端的な掘り下げは、欲しかったかなぁ、と思いました。

 

 それでも、無駄にだらだらと、主人公の人となりや、犯罪のきっかけなんかを書かれるよりは、と思う部分もあります。

 

 すっきりしていて終り方も秀逸。

 今回の新装版の目玉である、高畑先生のあとがきに代えた「タイム・リープの思い出」にも書かれていらっしゃいました、「おまけ」の存在は、確かにあっても無くても良かったように、わたしは思います。

 

 あった方が着地感があって良いかな、とも思うんですが。

 

 わたしも自身でお話を書いていますが、最近書いているものの、なんと無駄の多いことか!(゚Д゚;)

 一作は仕方がないにしても、もう一作はかなり手を入れないとヤバいですね!ぜい肉だらけだ!(゚Д゚;)

 

 そんな無駄をできるだけ、丁寧に、綺麗に、そぎ落とし、スリムでスタイリッシュでいて、躍動感あふれるシーン展開が途切れることなく、最後まで続く、正しく米澤先生の仰る通り『構造美に感嘆』する作品です。

 

 上下巻ですが、ページ数も多くはないのでさらりと読めてしまう量です。

 さらりと読めてしまう量なのに、あの感嘆する気持ちと言ったら!

 

 ほんとうにね、素晴らしき作品です。

 帯や差し込みにもありますが『伝説の作品』と謳われるのも納得な作品です。

 

 わたしは過去、幾度かそうしたタイムリープ、スリップ、トラベルモノを書こうかと設定をしたことがあるのですが、まったくうまく行かず

『タイムトラベル(スリップ/リープ)』、『サスペンス』、『ミステリ』は早々に諦めたことを思い出しましたw

 

 27年も前の作品で、当時の高校生のお話なので、当然携帯電話は出てきません。

 持っている人は持っていたかもしれませんが、きっとまだまだ高校生が個人で持ち歩く時代ではなかったように思います。

 

 ですが、やはり、この世界に携帯電話があったとすると、かなり不都合が生じますし、お話として成り立たなくなる可能性もありますね。

 

 ほんとう、便利で、もしかしたらなくてはならない、と思っている方もいらっしゃると思います。

 まぁ正直わたしは無くても困りませんがw

 

 でも、お話をつまらなくしてしまう媒体の一つだな、って思います。

 それこそ携帯電話という概念がまだ一般化していなかった頃に創られた、未来のお話でも携帯電話がある作品はそれほど多くありません。

 それは『そんなものある訳ないだろう』と『あったらつまらない』の両方が強く影響していたように思えますね。

 

 お話を面白くするために、不要なモノというのは多く存在するかもしれませんが、そうしたアイテムとも上手に付き合わないといけないんだろうな、と思います。

 

 それこそ米澤穂信先生の古典部シリーズのように、主人公、ヒロインは『持っていない』だけでも良いと思います。

 それも上手な付き合い方の一つ、ですよね。

 

 ちなみにタイム・リープの初版、いまだと旧装とでも言えば良いのかしら、こちら。

 衣谷遊さんの描く翔香ちゃんもとっても香憐で素敵です。

 新装版のイラストも最近の絵っぽくて素敵ですね。

 若松くんが全然印象違くて、すっきりしてますw

 

 ともかく、ですね、ぜひともお手に取って読んでいただきたい作品のひとつ!

 

 もちろん、今回帯文を書かれました、米澤穂信先生の古典部シリーズも珠玉の名作ですし、お手に取っていただきたい作品です!

 

 やはり秋になると読書がはかどりますね!

 何故なんでしょ!w

 

 では、また!(๑˃̵ᴗ˂̵)و