さて今日は、「長く住めるお部屋づくり」第3弾をお送りします。
今回のテーマは、『デザイン』です。
賃貸住宅でも、デザインの付加価値は今や当たり前ですよね。
特に物件への問い合わせや内見時の印象アップに有効な「デザイン」ですが、
今回は少し見方を変えて、「長く住むためのデザイン」についてフォーカスしたいと思います。
「長く住むためのデザイン」と」聞くと、
飽きのこない、無難でさりげないデザインを思い浮かべるのではないでしょうか?
私も、仕事でインテリアに関わっているので、「無難な感じにして!」と言われることがあります。
これ、実は一番難しい依頼なんです。
そもそも、「無難」って何!?って思いますし、
どんなデザインを「無難」と感じるかは個人差がありますよね。
ですので、ほんの少しでもいいし、かなりボンヤリと抽象的でもいいので、
「こんな感じがいい」「これは嫌」「こんな人が住むよ」という情報がほしいのです!
どうしてもイメージが浮かばない場合は、
色んな施工例の写真を見ているうちに好みが絞られていきます。
つまり、どんなに「無難」で「普通」なデザインを目指すとしても、
ターゲットになる人物の設定が必要だということです。
逆に言えば、ターゲットが決まらない限り、デザインは決めることができません!
ちょっと堅い話が続いたので…ここであなたに質問です!
下の画像を見て、直感的に印象に残ったのはどれですか?
すべて、『コーヒー』に関する画像を集めてみました。
あなたがピンと来たのは、どの画像でしたか??
せっかく選んでいただきましたが…これは心理テストではないので、特に答えはありません^^;
ですが、色んな人に画像を選んでもらうと、結果は見事にバラバラで、
しかも、普段の生活や好きなものに関係が深い画像を選ぶ傾向があることが分かります。
たとえば、
①を選んだ人は、色のセンスが良くておしゃれ。
②を選んだ人は、車や家電などの機械ものに強い。
④を選んだ人は、友人とのランチやホームパーティが好き。
⑥を選んだ人は、自然派でオーガニックなものが好き。
つまり、どれもオシャレな雰囲気のある画像の中で1枚を選ぶのには、
何かしらの理由がある、ということです。
そして、その「何かしらの理由」は、毎日の暮らしにヒントがある事が多いです。
入居者ターゲットが決まったら、次はその人がどんな暮らしをしているか?を想像してみましょう。
どんな暮らしをしているのか?何をしている時が幸せなのか?どんなものが好きなのか?といったことを想像できれば、ウケるデザインを選ぶのは意外に簡単なことですよ
長く住んでもらえるお部屋づくりの秘訣シリーズ
最後までお読みいただき、
ありがとうございました^^