「もう…嫌になりました。
この家いりません。」
これは、打ち合わせも終盤、
工事のスタート目前に聞いた、
あるお客様の言葉です。
目の下にクマを作って、
打ち合わせ場所に一人で来た奥さん。
いつもはご主人とお子さんも一緒に
打合せに来ていたのに、
その日はひとり。
これは…喧嘩やな、と察知しました。
◇◆◇――――――――――◇◆◇
このご家族、名前をSさんとしましょう。
Sさんは、
比較的新しめの中古マンションをご購入。
気になる所をリフォームする予定でした。
当初、一戸建てとマンションのどちらかで
かなり悩んでいたそうです。
最終的に結論を出したのは、ご主人。
毎日の電車通勤を考えて、
駅から近い事を優先しました。
そして、この事が、
Sさんの奥さまが
目の下にクマを作った原因です。
その資金計画は、万全ですか?
Sさん夫婦が
夜通しケンカすることになったのは、
「中古マンション+リフォーム」
という選択に
家族みんなが納得できていなかったからです。
「住宅ローンを組むのは夫。」
だから最終決定権も、夫。
そう自分に言い聞かせて、
中古マンションの購入に踏み切ったものの、
リフォームの打合せを重ねるたびに
膨れ上がる予算。
毎日の暮らしを便利にするための設備も、
憧れていたインテリアも、
諦めないといけない。
毎月の支払いだって、
本当に払っていけるのかな…。
そんな不安の種が、
工事スタートを目前にして
爆発してしまったんですね。
◇◆◇――――――――――◇◆◇
「マイホーム」という大きな買い物。
ご主人はもちろん、
家族みんなの協力が無ければ、
そう簡単に買えません。
確かに、住宅ローンを組むのは、
ご主人かもしれません。
頭金だって、
ご主人が稼いでくれた
お金かもしれません。
でも、
家にいる時間が一番長いのは誰?
家事をするのは誰?
家計を一番知っているのは誰?
当たり前のようですが、
これを忘れてしまう人、
結構多いんですよ。
マイホーム計画に付き物の
お金の問題。
住宅ローンのシュミレーションや
資金計画、資産運用といった
難しいお金の話だけでは足りません。
必ず「家計」レベルまで目線を下げて、
本当に必要なものか?
無理なく支払っていけるか?
我慢していることは無いか?を
相談してくださいね!
最後までお読みいただき、
ありがとうございました^^