一つは音遊びの会。
もう一つは事業所の大正琴コンサート。
音遊びの会はもう10年以上やっているので、いい意味でも悪い意味でも、母子共に『音遊びの会』としての公演に慣れてしまってるところがあります。
そして一度舞台に上がると、誰の出番であろうと降りてこないこともあります。
(※この日の公演は撮影をお願いしたので、2月にはホームページに掲載できると思います。)
さっきも書いたように、いい意味でも悪い意味でも、私を含めメンバー皆がそんな大生を受け入れてきたってことなのかな。
で、次の週は事業所の大正琴コンサート。
練習の時から大生はあまり参加せず、支援員さんを困らせしまっていたと思う。
(実習中には大正琴を投げてしまったこともあった。心臓縮んだ。)
学校での音楽会でもそうだったけど、多分基本的には『みんなで一緒に楽譜を見て演奏する』ということが好きではないと思う。
大正琴も、一人になると演奏できる時もあったらしい。
当日、私は仕事で行けなかったんだけど、娘がビデオを撮ってきてくれました。
ビデオには、舞台裏に帰ろうとする大生を何度も何度も連れ出してくれている施設長の姿が…。
そして、同期メンバーだけでの演奏の時も、舞台の端で体操座りで耳を塞いでいる大生。
ビデオを見て、ビデオを聴いて、私には大生がどうして参加しないのか、どうして帰りたがっているのかが痛いほどよくわかったんだけど、
「あぁ…こりゃ…事業所のお荷物みたいになってしまってるだろうなぁ…」
と思ってしまったのも事実。
「事業所からクビって言われたらどうしようか。」
と、うっすら考えていた当日の夜遅く、施設長からメールが来ました。
前日のリハでは一人で演奏していたこと。
当日できなくて残念だったけど、来年に向けてまた頑張りたいこと。
いつか大生にソロで演奏してもらいたいこと。
そして、大生が大好きだということ。
長く付き合っていきたいということ。
「クビって言われるかも…」
と思ってしまった自分を反省。
こんなに熱心に暖かくゆっくり見守ってくださっている支援員さんたちに失礼でした。
音遊びの会の公演も、事業所の公演も、これからまだまだ何回も経験することになると思うけど、どちらも上手く楽しむことができたらいいなぁ…と、漠然ですが思ってます。
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