自然農 全国実践者の集い | 自然のある暮らし〜程よく楽しく

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【いのちを調えること】

50歳を機に大阪から高知へやって来て自分らしく生きていくお話し


日常をただただ楽しく綴って
いきます。

皆さんの生きるヒントに
なれば幸いです

こんにちわ爆笑ラブ
【食といのちの調理人】小石 倫子です。

1月30日から3日間 
自然農 妙なる畑の会 全国実践者の集いが、開催されました照れラブ


まぁ、このコロナ禍の緊急事態宣言下の中、賛否両論ありますが、私は本当に開催されて良かったなぁとつくづく思いました。
自然農をされておられる方々は、新型コロナウィルスに関しても、自然農の真骨頂でもある、
【自然に添い、従い、応じる】を実践されておられ、周りの不安に思われる方々にも配慮しながらも、
自分自身は、
ウィルス自体、存在することは地球の摂理であり、共存するものであり、しっかりと自分自身で認識して不安に駆られることなく自分自身の免疫力と自己治癒力を信じてブレることなく行動されておられました。

私自身も全ての目の前の事象は、意味があり、罹患すれば罹患する理由があるし、罹患しなければ罹患しない自然の摂理に沿った行動をしていると認識しています。

そしてこのコロナウィルスの異常発生は、
個人的には、西洋思想一辺倒で傾倒し、不自然な人類の物質的利己主義化の警鐘と捉えています。
もちろんこの地球上は全てのものが絶妙に可もなく不可もなくバランスで保たれているわけですから
陰陽に始まり
表があれば裏があり
西洋思想もあれば、東洋思想もあり、
人類がいれば、草木も微生物も自然もありと
どれが良くてどれが悪いわけでもなく
全てがあることが全てである。

一つのものが特化することもある意味許されることもない。そんな事を感じています。

そんな中で開催された集いは、

自給自足の農的暮らしをされている方々
営農を目的としてされている方々
会の中心的役割をされている方々の日々の体験談を中心に
提唱者の川口氏の思想と農を通しての学びと実践の発表と質疑応答と参加者全員でのデスカッション形式と川口氏の講演会、実践者の田畑の見学会という内容での進行でした。

私はまだ1年生というところではありますが、本当に自然農の塾に通い始めて、ここまでハマった要因として本当にバランスが良い会だと思っています。

私が今まで色々な方々に紹介された私的な会の多くが、提唱者の方は素晴らしい思想をお持ちでも、会に関わる方々が増えれば増えるほど、物質的利己主義走り、歳月を積み重ねられるたびに、目的が見失われ手段意識が強くなり、会自体も崩壊してしまっていることです。

ですが、自然農が四半世紀を超えても尚提唱者の川口氏の思想を忠実に再現しようとされていること。
そして人数が増えてもなお、ブレていないところに感銘を受けます。

ソレは、会が目に見えない世界と目に見える世界のことわりが全てバランスによるものであるということをしっかりと座学と実践で運営されておられるスタイルに尽きると思います。

多くの私的な会は、ある意味座学で理論化するだけにとどまることにあるように思います。
ソレはある意味顕在意識のみに特化して本来内面にある潜在意識を置き去りにして、物質的感性のみで完結してしまうところではないでしょうか。

そんな中でも、会に1年間通わせていただき、
【経済的に貪りすぎない】というところに少し傾倒し過ぎていないかなぁはてなマークと思うところもあったのです。
もちろん自然界において経済的観念というのは人類しか持ち得ない思考です。

ソレも今存在するということはバランス的要素の一つではないかと思うんです。


そう自問自答しながらも、今の私には
特に、営農を目的とされている方々の発表がしっくりと来ているのです。

デスカッション形式での場では、
【自然農を生きる】の著者でもある沖津氏に実際お会いさせて頂き、営農をされておられる方々のお話しを傾聴させて頂いてとても感銘を受けました。

ソレは、沖津氏が著書でも述べられているように
【自然農は自給でしょう!】という言葉に危機感を感じるというクダリです。

著書でも
農は、人が人として生きていく営みの根幹です。
その使命は、自給は当然として、その余剰とを生み出し、他の多くの人々の役に立つこと。

しかるに、現在の自然農は、プロの農家や本格的な自給に取り組む方もいらっしゃいますが、少数で、自給さえおぼつかないような趣味的な取り組みが多数だということです。

実際私もこの考え方には共感するところで、
塾の運営に関わられている方々には、営農を目的とされて実践されている方々がほぼほぼいらっしゃらないというところなのです。

そして
この集いでも実際に川口氏の講演会があり、多くの方々が、感銘を受けられていたのですが、
私個人的には、
あまりにもお話しが哲学的すぎて浮世離れしているようにしか聞こえない。
でも物事は陰と陽。
極陰になれば、極陽に振る。
そうすることで、振り子が左右に振り、最後には中庸に近づく。
まさに川口氏のお役目はそういうことなのかも知れない。

もちろん物質的利己主義に傾倒し過ぎたからこその今ですが、農の使命を全うし、自らの生き方を問い直し、文化、文明のあり方を明らかにすることこそ私たちの使命ではないかと思うんです。


私も【食といのちの調理人】として
食に関わる人はいのちをデザインできる人という素敵な言葉を頂いた一人として

歩を進めるべく、
田畑に今後も立ちたいと思います爆笑ラブ