【食といのちの調理人】小石 美知子です

さてさて、昨日念願の初収穫のお米が出来ました



4メートル四方と営農されておられる方々からすれば
目くそ鼻くそチックな面積ではあるのですが、
耕さず、草、虫を敵にせずと
出来るだけ自然の営みに添いつつ、作る
途中獣害とカメムシ害に少し見舞われながらも
なんとか両手のひらにこんもりと山が出来るだけ
収穫出来ました



稲作には、収穫時に落穂拾いなんて言葉があるぐらい
主食ということもありますし、1年に一度の貴重な経験でした


自然農を始めた当初は、
絶対収穫したい

と躍起になったものでしたが、
夏野菜を機に、
収穫出来ました時には
感謝して
収穫出来なかった時には
この野菜の成長には添えずに作る工程をしてしまったんだなぁ




と思うようになりました。
始めた当初よりドンドンと心穏やかになったような気がします。
そして何より自然農で作った野菜たちは、本当に大地の恵みを自ら懸命に受けたことで、本当に命が十全に宿っていて、
いのちを頂く悦びがあります

だからこそでしょうか、
ほぼ10月から基本は一汁一菜の食事となりました
そして、それが質素とは思えず、慎ましい満ち足りた食事になりました

何より食事を作らねばというある意味気負いが無くなりました

今年に入ってからは、ほぼぱん食も無くなり、
玄米と畑で取れた野菜の具沢山味噌汁で充分になりました


時々ご飯のお供を添えれば、本当に素朴でありながら満ち足りた時に感じられます

来春の米作りは、もう少し水を納められるようになりたいと思います

というのも今年は完全に諸先輩の方々にやってもらいましたから



