10月に読んだ本、

「ピーターの法則」

 

 

 

これ↑は新装版ですが、

最初に出た初版(昭和45年くらい)のサブタイトルは

 

創造的無能のすすめ

 

職場にいる「無能な上司」は何故、無能なのか

分解して解説した一冊です。

 

ざっくり言ってしまうと、

無能な上司は、昇進してしまったがために無能になった

という事が書かれています。

 

ヒラ社員の頃は、気が利いて色々とやってくれて

営業成績なんかも良くて…という人が

昇進してしまうと、途端に無能っぷりを出してしまうのは

 

その人が無能になる地点まで到達してしまったから

 

という事なのだそうです。

 

 

管理職になるとプレイヤーとしてだけでなく

マネージャーとしての立ち居振る舞いを求められたりしますよね。

部下の意見を聞きつつ決定を下す、とか。

 

私も含め、世の中全ての人は無能になる地点があり

それは課長なのか部長なのか

社長になってもまだ到達しないのかは個人差があるが

到達してしまうと、それ以上には行けず

社長のポジションが無能になる地点だったりすると

会社を潰してしまう

 

初版は、だから無能な「フリ」をして

充実した毎日を送りましょう

 

と書かれています。

 

今の世の中だと、無能なフリをするなんてことは

出来ない時代になりましたが

管理職になる(残業代がつかなくなる)手前の役職で

ずーっと留まっているというのも

会社によっては過ごしやすいのかもしれませんね。

 

この本を読んでからは、

周りを見回してみて

「あの人は無能になる地点に到達したのだな」と

仕事しない人に対して

優しく思えるようになりましたニヤリ

 

 

なお、私の父は会社員時代、万年ヒラ社員でした。

父は一つポジションが上がった時点で

無能になってしまったので爆  笑

年下や後輩に抜かれるのはイヤがってましたが

本人も昇進試験は受けない、と宣言してたから

まー仕方ないかな。