出入国管理・難民認定法改正案が参議院法務委員会で賛成多数で可決しました。立憲民主党が委員長解任決議や法務大臣問責決議を出した影響で、委員会採決が1週間遅れました。解任決議も問責決議も過去最大の差で否決され、立法府としての意思は明らかでした。

 にも関わらず、採決の際に一部野党は委員会室に法務委員会以外の議員を大量に動員して議事の妨害を続けました。



 ついには実力行使に出る議員まで現れ、複数の方が負傷しました。



 自分の意見が絶対に正しいので、やむにやまれず実力行使に出た――。これはロシアの主張と同じです。意見が違うから政治の場で議論をし、結論を出さなければいけません。

 採決後の質疑で国民民主党の川合孝典参院幹事長が「委員会室がうるさくて何も聞こえない状況になるということは、議会、委員会運営のルールにもとる行為だと思うのでこの場で敢えて苦言を呈させていただきたい」と指摘されるなど、野党の中でも厳しい見方が広がっています。