参議院本会議で政府の令和元年度決算の報告と質疑が行われました。
自民党からは今井絵理子議員が質疑に立たれ、すべて手話を交えて質問されました。

当初、本会議で手話をやることについて「手話を認めると『今後、別のパフォーマンスを誘発しかねない』などと反対論が出るのではないか」と心配する声もありましたが、本会議の運営を司る議院運営委員会の理事会で「質問時の手話を認めて欲しい」と諮ったところ、野党筆頭理事の吉川沙織議員が「手話は言語です。是非、頑張ってください」と快諾してくださいました。
質問は内容も素晴らしく、野党の皆さんも万雷の拍手を送っておられました。

参議院では来年の通常国会から、総理大臣の所信表明演説や代表質問などの映像にワイプで手話が載るようになります。
ただ、現在は来年に向けた作業中のため手話対応はできていません。
加えて、新型コロナウイルス対策で登壇者全員がマスク(フェイスシールドではなく)をしているので、今井さんは「口の動きが見えないと、ますます聴覚障碍の方には何を話しているのか分からなくなる」と懸念されていました。
今回の質問、いま個人としてやれることをやるという彼女の姿勢は素晴らしいと思いました。
質疑後、「聴覚障碍を持つ方は全国に40万人いらっしゃる。そうした方々に少しでも伝えられればという思いでやりました」と語っておられました。


自民党『少子化社会対策に関するプロジェクトチーム』(座長・松山政司元少子化大臣)の会合で「結婚」について議論しました。
結婚の障壁になっている「収入」や「仕事・職業」に関してはこれまでも扱ってきたので、今日の会合では結婚に至るまでの「出会い・恋愛」を取り上げました。

講師として、自ら「恋愛・結婚のデータを最も調査している」と仰っている成蹊大学の小林盾教授をお招きしてご意見を伺いました。

小林教授は
・結婚、出産をリスクと考える人が増えた
・恋愛、結婚、出産が三位一体でなければいけないという「ロマンティックラヴ・イデオロギー」や、自分よりも経済的・社会的に有利な地位を持つ人との結婚を求める「ハイパーガミー」(上昇婚)といった規範意識が社会に合わなくなっている
・一方で、ロマンティックラヴ・イデオロギー通りに恋愛結婚が主流化し、婚外子は増えず、未婚化・少子化が進行
・高身長、高学歴、高所得の男性ほど結婚していて、「三高神話」は健在
・男性は若い世代ほど恋愛経験ゼロの人が多い(恋愛経験者の割合は50代がピーク、男性は草食化・二極化)
・女性は世代で見ても恋愛経験ゼロの割合は変わらない、もしくは若い人ほど少ない(やや肉食化)
・恋愛が「必修科目」から「選択科目」化してきた
・婚活は恋活、恋愛支援が不可欠ではないか
ーーといった話をされました。

私は「TVドラマで『マッチングアプリ』が取り上げられるほどまで出会いの手段として一般的になっている。その前提で政府の政策も考えるべきではないか。他方、犯罪に利用されるという懸念もあり、いまだにテレビCMは打てない状況にある。危ないものとそうでないものをどう判別するかも考えなければいけない」と指摘しました。
石川昭政衆議院議員は「企業の中には会社の福利厚生としてマッチングアプリを紹介、支援しているところもあると聞く。こういった取り組みを国も応援していくべきではないか」と発言されました。
今晩は故・吉田博美前参院幹事長を偲ぶ会に出席しました。
私が新聞記者の時から可愛がっていただきましたが、昨年10月26日にご逝去されました。
常々、「謙虚に丁寧に」と仰り、国会対策委員長時代には野党の事務局にも毎朝、挨拶に行かれていました。

大臣になろうと思えばいつでもなれた筈ですが、参議院の仲間が日の当たるポジションに就けるようにいつも骨を折っておられました。
汗は自分で、手柄は人に、責任は自分で—−。
吉田先生は政界引退の際、「吉田はいなくなっても、吉田の精神は残る」と仰ったそうです。
その精神を私たちも引き継いでいかなければと思います。
菅義偉官房長官が16日の衆参両院の本会議で内閣総理大臣に指名されます。

菅さんは第二次安倍内閣の発足以来7年8ヵ月にわたって官房長官を務めてこられました。
私が防災政務官だった時、菅長官の仕事ぶりを近くで見て、危機管理能力の高さを実感することが多々ありました。

2018年6月18日の朝8時前、大阪府北部地震が発生しました。
その時、私はほとんど身支度が終わっていたので、第一報から15分くらいで総理大臣官邸地下の危機管理センターに駆け付けることができました。
まだ防災大臣も副大臣も入っておらず、自分が一番乗りかと思ったら、実は菅長官が職員への指示を終えた後でした。
こうした経験はその時だけではありません。
衆議院の宿舎の方が参議院宿舎より官邸に近いということを差し引いても、菅さんの初動の早さは圧巻でした。

私は防災の担当でしたが、官房長官は防衛・安全保障も含めた危機管理に当たっています。
北朝鮮がミサイルをたびたび発射していた頃、「菅長官の初動が早いのは日本政府がミサイル発射の兆候を掴んでいるからだ」と囁かれていましたが、仮にそうでなかったとしても菅さんは危機管理意識を常に高く持っていたのだと思います。
しかも7年8ヵ月という長きにわたって。

新型コロナウイルスの感染拡大、度重なる災害、尖閣諸島周辺の領海侵入ーー。
今ほど政府の危機管理能力が問われている時はないと思います。
安倍晋三総理大臣の突然の降板でも、菅新総理は隙のない対応をしてくださると思います。
安倍晋三総理大臣が辞職する考えを表明されました。
私が参議院議員となる半年前に政権に復帰されたので、私は国会議員としては安倍総理しか知りません。
通算8年8ヶ月。
さまざまな困難な局面に最前線で対応されてきたこと、深く感謝致します。

今後も日本を取り巻く環境はたいへん厳しく、どなたが後を継いでも難しい政権運営になると思います。
永田町は後継を決める総裁選に向けて動き出しています。

安倍総理は連続在職も7年半を越えているので、久しぶりに新たな総理大臣が決まる選挙となります。
まだ正式に立候補を表明された方はおられないのでどういった構図になるのかは分かりませんが、どういった選挙の方式にするかも大切です。

同世代の議員が呼び掛けている「党員投票を求める署名」に私も賛同しました。
誰が選ばれるにせよ、より多くの方に参加してもらうことによって正統性や求心力が生まれるのではないかと思います。
国民のみなさんに共感してもらえる総裁選にしなければいけません。