阪神淡路大震災から28年経ちました。
5年前の午前5時46分は防災担当政務官として神戸市の東遊園地の追悼式典に参列しました。
今朝のその時間は、現地を繋いでいるテレビを前に手を合わせました。

今年の東遊園地では灯籠で『むすぶ』の文字がつくられていました。
誰もが被災者になる可能性がある中、大きな災害を経験した場所やそこで生きる人びとを「むすぶ」ことで得られた知恵や教訓を伝えていこうという願いが込められたそうです。

この28年の間にも地震や津波、台風、豪雨など多くの災害が起きました。
今日の日中は筑後川水系合同期成会の総会に出席しました。
災害を減らす取り組みにも力を尽くしていきたいと思います。



10月3日に開会した臨時国会が先ほど閉会しました。
今晩の参議院本会議では旧統一教会による被害者救済法が自民、公明、立憲民主、日本維新の会、国民民主などの賛成多数で可決、成立しました。

救済法への関心が非常に高かった反動で、同時に成立した他の5本の法律については報道が相対的に少なかったように感じました。
特に民法の改正では、長年の懸案だった女性の『100日間の再婚禁止期間』が撤廃されます。
加えて、子どもの法律上の父親を決める嫡出推定のルールを見直して、離婚した女性が出産時点で再婚していれば現在の夫の子とする例外を設けました。

これまでは離婚して間もない女性が出産した場合、戸籍上は前の夫との子どもとされてしまうため、出生届を出さない『無戸籍者問題』が起きていました。
今回の民法改正で、こうした事態が解消されることが期待されます。
さらに、改正民法は子どもに対する親の懲戒権も削除されています。

土曜の国会審議は29年ぶりとのこと。
週末に審議を行うなど、通常は野党から拒否されますが、今回は与野党が違いを乗り越え協力し合うことができました。
異例の『土曜国会』は大きな成果があったと思います。
来年の通常国会でも"良識の府"たらんと努力していきたいと思います。
第9回九州・沖縄犯罪被害者大会。

2011年に山梨県甲斐市の国道で起きたひき逃げ事件で、佐賀県小城市牛津町出身の会社員の男性が24歳の若さで命を落とされました。
遺族であるお母様が今回の『犯罪被害者大会』で登壇し、思いを語られました。
ひき逃げ事件は9割は犯人が捕まると言われますが、この事件は県外からの行き来も多い幹線国道で未明に起きました。
目撃証言や物的証拠が少なく、2021年に時効が成立してしまいました。

お母様は「犯人が捕まってほしいと毎日『奇跡を』『奇跡を』と願っていましたが、時効を迎えてしまいました。息子に申し訳ない、、、」と涙ながらに話されました。
「人をひいて助けもせずに逃げるのは殺人と同じです。(公訴時効により)なぜ犯人に社会的に安定した地位が与えられて生きていけるのか。加害者の人権しか考えられていない。被害者の人権は守られていない。(ひき逃げの)時効制度は撤廃するべきです。私達のように悔しい思いをする人がいなくなるように、私は時効撤廃の礎になれればと思います。世論の力で法改正を実現したい」と訴えられました。

私もこの件を今年5月の参議院法務委員会で取り上げましたが、法改正の動きに至っていないことに与党議員の一人として恥ずかしく思います。
私自身も国会で声を上げ続け、政府を動かしていきたいと思います。


野田佳彦元総理が衆議院本会議で故安倍晋三元総理への追悼演説に立たれました。
私が農林水産委員長として主宰する参院の委員会の時刻と重なってしまったため、衆院本会議を傍聴できませんでした。
事後に演説の動画を見ましたが、心を揺さぶられました。
同じ重圧と孤独に耐えてこられた野田元総理だからこそできる演説だったと思います。

私は短い期間ですが、野田内閣の官邸詰めの政治記者をしていました。
今の私と政治的な立場は違いますが、筋の通った胆力のある方でした。
民主党政権誕生の時から野田総理であったとしたら、自民党はそう簡単には政権を取り返せていなかったのではないかと思います。

野田元総理が追悼演説で仰った
「政治家の握るマイクには、人々の暮らしや命がかかっています。暴力に怯まず、臆さず、街頭に立つ勇気を持ち続けようではありませんか。民主主義の基である、自由な言論を守り抜いていこうではありませんか。真摯な言葉で、建設的な議論を尽くし、民主主義をより健全で強靭なものへと育てあげていこうではありませんか」
という言葉を胸に深く刻もうと思います。
 今日から参議院での代表質問が始まりました。自民党では世耕弘成幹事長が登壇し、質問の最後で次のような話をされました。
 
 第二次世界大戦末期、ルーズベルト大統領が現職のまま逝去した際に、ドイツのヒトラーは「史上最大の戦争犯罪人」と罵声を浴びせました。一方で日本の鈴木貫太郎総理は交戦中であった米国民に次のように弔意を示しました。
「ルーズベルト大統領の指導力は実に効果的なものであって、これが今日における米国の優位な地位をもたらした。大統領の逝去が米国民にとって非常なる損失であることがよく理解できる。ここに私の深甚なる弔意を米国民に表明する」
 当時の米国の新聞は、鈴木総理のコメントを驚きをもって報じましたが、当時米国に亡命中だったドイツの文豪、トーマス・マンは日独の指導者を比較してこう語りました。
「あの東洋の国日本には、いまなお騎士道精神と人間の品位に対する感覚が、死と偉大性に対する畏敬がまだ存在する」と。
 今、世界は分断に向かっています。しかし、このような時にあって、日本こそが人間の品位をもって国内の分断を乗り越え、世界の分断を回避するつなぎ役になっていくことが求められているのではないでしょうか。