補正予算案が今日の参議院予算委員会で審議入りしました。
私は自民党の予算委理事ですが、立憲民主党の方々の質問にも傾聴すべき指摘があったと思います。

ただ、緊張が高まる日本周辺の国際情勢をめぐり、「(日本政府は)外交の力で中国を抑える、台湾有事をやらない(ようにさせる)」との点はその通りだと思いましたが、「安全保障のジレンマ」を理由に防衛力の強化をあまりにも軽んじた言説には首を傾げました。
日本の安全を確保していくためには、外交と防衛力のどちらも大切だと思います。

特に「台湾有事=日本有事ではない」「万が一、(台湾で)何か動きがあっても米軍が動かないような交渉をやってほしい」などと「台湾を見捨てろ」ともいうべき主張にたいへん驚きました。
ロシアのクリミア侵略の際に世界が不介入の姿勢を取ったことが何を引き起こしたかを考えるべきだと思います。
日本を取り巻く環境下で一国平和主義の試みは取り得ないことは明らかです。