今年は家を購入したこともあり、部屋の整理をした。
本の次に大量にあったCDを断捨離することを決意したわけだが、手元に残したCDがいくつかある。
そのひとつが「WANDS」のアルバムだった。
私は1981年生まれ、音楽は小室ファミリー世代なのだが、Van HalenやHeartなどのロックバンドや北欧メタルが好きなこともあり、ビーイングアーティストにはまっていた時期がある。最初に買ったCDは、B'zのZEROだったのを覚えている。もちろんXJAPANも好きでしたよ(笑)。
そこから、女性では大黒摩季、同時期にWANDS、とどんどんはまっていくのだが、B'zの稲葉さんの声質が好きで、声質が似ている上杉昇さんに惹かれていきましたね。
余談ですが実はわたくしも歌手を目指していた時期がありまして(笑)。結局、音楽ではなく美術の道に行ったのですが、今でも歌ったり・最近は大川正義さんをプロデューサーにむかえて、リーディングCDという新しいスタイルを作ってみたり。長くミュージシャン・アーティストの方々を鑑定させていただいたりと、なんだかんだ音楽業界とかご縁があるのです(うちのマネージャーが音楽業界が長く、アーティストマネージャーを何組か抱えています)。
さて、話はそれましたが、当時は上杉さんも、稲葉さんも比べられることはあったでしょう。お二人は嫌だったかもしれませんが(笑)
いちファンとしては、どちらも魅力的なんですね。よおく見ると、お二人とも骨格が似ていて、身長も同じぐらいなんです。
広い額は顔相でも聡明さをあらわし、スッとのびた鼻(高め)に口角がきゅっとあがった唇に、一重・奥二重の目の形とお二人とも似ていますよね。面長・三角顔なので、奏でる声は似てくるでしょう。
男性で愛される顔相はモテる宿命!特に「母性本能」をくすぐるので「かわいくてかっこいい」という贅沢な位置づけになります。
ただ、お二人の育ってきた環境や性格は、作詞や歌い方やトークで違いが見てとれました。
当時の私には、ザ・優等生の稲葉氏、不良ぽくて影がある上杉氏、という風にフォルダ分けして、それぞれの音楽を楽しんでいました(笑)。
歌唱力としてはお二人とも比べられないぐらいスゴイのですが、私的には上杉さんのほうがハスキーで太い声もあって、重低音も綺麗だし、高音も澄んでいて好みなんですよね。稲葉さんは元の素晴らしい声帯をさらに鍛え上げたストイックなシンガーだと思っています。50歳過ぎてもスゴイですもんね、、、尊敬します。お二人とも色気がありますしね声にも。
これは、私自身の異性の好み、という話になってしまいますが、、、自分の男性の好みには、少し憂いや影があったり、職人・芸術家気質だったり、、、と。
つまり上杉さんのほうがアーティスト以上に魅力的で、異性として好みだったわけです(笑)。
ロックって、世界や社会に対して問題提起したり、ナショナリズムやアイデンティティの深い根っこをメッセージに込めたりと、本で言うとかなり強めの自己啓発本なんですよね。
啓蒙にも近いので、宗教色もありますよね。メタルもハードに皆さんイメージされますが、管楽器とかクラシカルな部分から派生もしているので、とても耽美で神秘的なんです。
決して暴力的なものではなく、影や闇を投影しているレクイエムみたいなところがあります。
私にとっての音楽はつまり「鎮魂」ですね。
なので、どれだけ天地を揺るがし、人々の心やスピリットを鎮魂させられるか、そのパワーが強い音楽性に惹かれるのです。
ちなみにLIVEはWANDSのは行ったことがなく、B'zのは何度か行きましたね。
上杉さんの作詞は凄く繊細なんですよ。
「DON'T TRY SO HARD」というバラードが実は大好きで、出だしのアコースティックが、映画「レオン」の主題歌「Shape Of My Heart」と少し似ているのですが、歌詞が素晴らしいの!
ああ、上杉昇という男性は、きっとこういう感じなんだろうな~ってしっくりきたんですよね。
自分の思う自分と、皆が見ている・思っている自分と。
この矛盾や違い。これは後にビーイングを脱退される時に「音楽の方向性の違い」というのがあるのですが、「ズレ」が常にありながらも仕事として音楽をされていたのかなって思うのです。
でも、当時のデジタルロックというジャンルでは、ナンバーワンといっても過言ではないでしょう。実際、ミリオンヒットがいくつもあるのです。
このまま、ビーイングにぶら下がって行けば将来の生活も安泰だし、どこかで好きな音楽もやらせてくれる機会もあったかもしれないけれど、上杉さんは脱退を決意されるんですよね(ここすごい共感する!だって名誉もお金もじゃなくて、ナニカ、を選んだわけだから)。
脱退の理由は検索をすると様々ありますが、Youtubeでラジオ出演されている映像をみつけて、そこで語られていたのを聞いて、納得しましたね。
ああ、上杉昇さんは、自分をもっともっと表現したくて、自分の中にある音を色んな形で創作をされたかったのだなと。
引越しをする前に久しぶりにWANDSのCDをかけて聞くと、今でも全然通用する歌唱力だな!とびっくりしたんです(笑)。
「天使になんてなれなかった」
ていう曲なんて、へ!上杉さん天使になりたかったのぉ!と思ってみたり(笑)。
こういう歌詞をかける人って、繊細で優しいんだろうなってずっと思っていましたね。
「星のない空の下で」「SecretNight」「時の扉」
はもう、大好きすぎて何度も聞いてましたね。今でも歌えます(笑)。
そこで、ここ最近、上杉さんは何をされているのかと検索してみたら、更にびっくり(笑)。
ネイティブアメリカンになられたり、丸坊主にされてタトゥーをいれてみたりと、ファンタスティックに変貌を遂げられていました!!(気になる方は検索をしてみてください)
もちろん、ショックを受けている人もいらっしゃるかもしれませんが、私はなんか、本気でリボーンしようとする上杉さんを見た気がいたしましたよ。
猫もお好きなのかしら、、、とか(我が家にも猫2匹いますにゃ)
そうか、、、こういうことをやりたかったんだな~と思って、最近のご活動を更に見てみると、、、
なんと、、、すごく渋くなられて、「防空壕」という作品、、、まるでライブハウス=防空壕と喩えたような作品を出されていて更に衝撃。
良い意味ですよ!戦時中の防空壕で、色んなストーリーを語りながら歌う人っていう映像が思い浮かんでしまったんですよね。
まさに私が求めていた「鎮魂」をされていたんです(ご本人のコンセプトは違うかもですが)。
ああ、これが本当の表現者なんだなって、最近「上杉昇」としてソロ活動をはじめられたのを見て、ライブに行きたくなりました。
色々調べると、なんと!中国にも行かれているじゃないですかーー!
っは!!私も中国人でした!!
うちのマネージャーもチャイナ音楽フェスにはよく付き添って行っていたので、向こうの日本アニメぞっこん現象は知っています。
コロナ禍ではありますが、上杉昇として活動をはじめられて、過去の歌もライブで歌っているそうです。
現在のご活躍とホームページはこちらから見れます↓
過去の自分をも包括されて、本当の意味で、リボーンされたのではないでしょうか。
個人的には、今の作品も聴きましたが、相変わらずの良い声でうっとりしましたよ~。
さて、後編では、勝手ながら!勝手に!上杉さんの今後を占わせて頂きます。そして、本も出されているようなので読ませていただき、最近の音作品の感想もレビューしようかなと思います。
全然関係ないですが、上杉さんはゲーマーだそうですが、わたくしもゲーマーでした(最近は原稿と仕事で出来なくなった涙)。
※お写真画像はネットからお借りしました
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