女神の鏡詔 (メガミノケイショウ)


この世界には沢山の神話や伝説がありますが、案外西洋と東洋での
共通したメッセージや神話や人物像が沢山ございます。
ただ単にその女神の逸話やリーディングの紹介だけではツマラナイので、
その中でも私は女性性を高める動きをずっとしてきていますため、
キラキラ女神キラキラに特化して始めていきたいと思いますflower*


皆様にとって女神様たちと共鳴・共調・共通してゆく部分が読んでいくうちに
見出せたら、己の魂と重ね合わせてみても楽しいかもですねsei


星 本日の女神様はこちら 星

 悪魔の母・アダムの最初の妻 リリス (Lilith)

愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言


先週は、番外編のホルスに触れて、ああ、この2012年は
リリスの部分も大きく関係あるから書かなければ!と思い、
今回の女神は、悪魔の母、アダムの最初の妻リリスについて
リーディングしていきたいと思いますローズ

ホルスの記事で書きましたが、正義は悪であったり、
または悪が正義だったり、悪魔といわれるネガティブ的な
ものが実は本当の深いところでは虐げられたものだという
象徴が多くあるという部分です。

なので、今回はリリスが一番良い題材の女神ではないかなと
感じております。


実はリリスには様々な云われがありますが、ゆうはんの
リーディングでは下記が一番しっくりきます。

アダムの男性優位な性的支配に背いた最初の妻リリスは、
それを嘲笑い、紅海へいき天使との交わりよりも、悪魔との
交わりに快楽を見出し、悪魔の子を沢山産んだ。

という流れです。

つまり、リリスは男性主権的な流れにおいて自分が男の下で交わる
ということが理解できなかったのです。何故男性の下が女性でなければ
ならないのか・・・

私はなんとなくリリスの気持ちがわかる気がいたします。

つまり、聖書などは基本的には男性優位社会をつくるための教典
でもあり、どこかで母体から自分が生まれてきたということに対して
否定的に表意しているのである。

アダムとイブの場合、アダムの肋骨から生まれたのがイブと聖書では
なされています。つまり、男が女を生み出したという始まりなのです。

それに抵抗をしたリリスが批判される、もしくは歴史上悪魔の女だとされる
ことは、西洋の魔女狩りと同じ思想だと感じます。

愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言

アダムとエバの仲を嫉妬して蛇に化けてリリスはそそのいたという
云われがあります。

これはまさに・・・

男性に背いた女はこのあり様であるという
男性本意のメカニズム


あくまでも男性の下に女はいなければならないという象徴です。
男子っていつまでもお子様なのですねネコ・ペロリ

結局、アダムとエバは林檎を食べて失楽園になります。

私のリーディングでは、蛇=リリスという解釈も納得はいきますが、
嫉妬でそそのかしたということではないと感じています。

エバという女性性を解放するための、ひとつの開闢

だったのではないかなと感じています。
楽園からお逃げなさいということだけでなく、女はもっと自由であるべきだ
という流れも込められているように思えます。

つまり、リリスは、男女平等を訴えたがために、
虐げられたということです。


愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言

リリスのスペルは、Lilith、です。

ユリのLilyからきていますが、ユリは女陰の象徴でもあります。
Liluでハスなのですが、これも女陰の象徴ですね。

そういった面からも彼女のセクシュアリティの深さや妖艶さ、
またはこれらにたぶらかされないように、イスラムやユダヤや
古いキリストの流れでは性は汚れたものと戒めていた時代も
あったため、リリスという存在を悪魔や妖怪として伝えてきたようです。

また、リリスは女陰の部分に十字架をあてる流れがあるそうです。
でもこれって、何だか私には神聖に思えるのですが、宗教では
これは冒涜になるようです。

でも、男も女も、子宮というお宮から生まれてきます。
男性には子宮はありません。

その為、象徴である十字架・キリストがそこから生まれたと思えば
別に十字架を女陰に掲げることが冒涜になるとは感じません。

しかし、今とは違う時代ですから、男性優位、女性下位という流れで
これは仕方のない表現の仕方だったのだと感じます。

宮会でもお話しましたが、女性が性に対して乱れることは、
穢れている、汚れているというのが蔓延している所以は全てこの
宗教学からみてとれるのです。


愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言


リリスをリーディングする中で出てくるキーワード・・・

星 大きな赤い満月、黒い月
星 鳥、フクロウ
星 蛇、龍
星 0 (数字)
星 赤、黒、紫
星 百合、蓮の花
星 冥界
星 平等、博愛
星 フェミニズム、女性性
星 火、情熱、感情、怒り
星 血、吸血鬼
星 鬼子母神
星 地母神

愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言

日本でいえば、鬼子母神あたりがリーディングしていくと
合わさっていく感じがいたしました。

お産の神様ですが、鬼神の母とされていますね。
夜叉の女神ともいえましょう、厳しさの中にある母性性を
強く打ち出しており、女性の逞しさや強さを表しています。

共通点が多くあると感じますよ。

女=鬼
男=菩薩


となぞらえますが、女には感情と怒りの暴発が多くあり、
男を生み出した女は、男の争いの引き金でもあり原点でも
あるという解釈を私はしていますので、本来の位置や戦争や
争いを生み出しているものも、実は男のようにみえて、
女の産物だと思っております。

女性が変われば男性性も変化する。

これからはそういう時代だと感じています。


愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言  愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言

タロットカードですと、恋人(The Lovers)、悪魔(The Devil)
6番目と15番目のカードです。

1+5=6にもなるので、この二つは常に表裏一体と
私は感じています。

みてのおわかりのとおりの絵柄と意味です。

リリスは、アダムとエバの中央にいる象徴とリーディングしました。
天使でも悪魔でもある両面。男と女、陰と陽、火と水。

つまり、どれをもっても、どれをとっても人であるということで
平等に良悪あるということである。

人に長所と短所があるように、物事や世界の森羅万象には
必ずついて回ることだと感じています。

この悪魔のカードをいっぱいみていくと面白いのです。
彼の右手は、真ん中をぱっきと割ってみせていますね。
これは二分化、ルシファーの象徴もあらわしているようです。

タロットの結果で、状況にもよりますが、これが出るのは
あまり私は好きではないカードかもです。どちらも。

LOVERSは恋愛だけでなく、調和や人間関係や融合なども
表すので、コミュニケーションの意味も強くありそうです。

DEVILはワケありの恋愛や、私利私欲や裏切りや嫉妬など
悶々したものや条件つきの何かという拘束力がありそうです。


以前の日記でも述べたように、もし我々が地上に産み落とされた
堕天使なのであれば、その最初の母はエバではなく、
リリスなのだとリーディングで感じました。


では、最後に、ゆうはんなりのイシスからのリーディングメッセージ・・・


愛新覚羅氏後裔 ゆうはんの戯言