マップ2 青い森のアリアハン カミサマ
人生は先まで決まっている。
人の人生を見ることができる人と出会った。
占うのではなく、神様に見せていただくそうだ。
生まれ育った街には、自分達の力では解決する出来ない問題が起こった時、神様と言われるところへ行き、教えをいただく文化があった。
だが、神様と名乗っていても、本物と偽物がいると母から教わった。決して、偽物のところには行ってはいけないと。そして、本物は、本当に限られた人数しかいないのだと。
学校を卒業し、実家を出る時、母は、本物の神様のところに連れて行ってくれた。
神様とは、人を介して神様からのお言葉をいただくことを指す。祈りを捧げ、お言葉を賜わる。
その神様は、祖母世代の人だった。その為、二世代後の私には認識出来ない方言もあり、また次から次へとお言葉が放たれるため、話を聞いている途中に、言葉の意味にフォーカスをしていると、話に置いていかれそうになってしまうこともあった。
そんな時、不思議なことに心の中で言ったこと、思ったことは、神様には伝わり、
「そうじゃない。」
「あんたのことだな。」
「友達のことだな。」
などとお言葉が発せられる。
最初は、
「えっ?声に出したっけ?」
と驚いたが、何度か続くと、そう言う物なんだと理解した。思っただけで伝わってしまうみたいだ。
始まってどのくらいたったのだろうか…
30分…1時間くらいだろうか…もしかしたらもっと経っていたかもしれない。
数年間を神様は見て下さった。もしかしたら、最後までみていたのかもしれないが、
「今日はここまでだな。また 聞きにこい。」
そのお言葉と共に、その時間は終了した。
今、振り返ると、実際に起きる大災害も言い当てられていた。当時、10代だった私は、頂いた言葉の意味の本質を理解出来なかった。わかることと、わからないことがあった。
実際に起きていないことに人間はフォーカスしない。特に、自分が未熟な時程、その傾向が強い。
でも、振り返るとその通りになっている。
この世には、
特殊な能力を賜った人がいること、
人生の大きな出来事は決まっていることを知った。
でも、本物は一握りしかいない。
本物から教えを請わないと、間違った道へ進んでしまう。
大多数の人の目には見えないことだからこそ、本物のところに行かなければいけない。