2023年シーズン、愛媛FCのユニフォームスポンサーになることを決めました。

 

 

 

 

ふだん大したことを書かないブログなのですが、毎年この時期は愛媛FCのことを書く機会が多く、今年もそうなりました。

 

 

どこまで書いて良いのかわからないのですが、全く何も思ったことを言わないのも良くないので、ここで書かせてもらいます。

 

 

愛媛FCで自分が直接関わって話すのは田村さんだけなのですが、去年の暮れ、その田村さんに「長年協力してくれたスポンサーさんが残念ながら離れることになった」という話を聞きました。

 

 

自分としても、観るのも辛いような21年シーズンがあって、これまで応援してきたチームが根底から弱さに覆されたあとに訪れた22年はこれまでとは違った思いで試合を観ていました。

 

 

どこか静まった感覚というか。そんな感じです。

 

 

だから、離れる人たちの気持ちもわかります。

 

 

どうしても発信が少ないクラブでしたので、サポーターはこの低迷について何が起こってるのか正確に理解できず、辛すぎる時期を過ごしたと思います。

 

 

だから僕も、22年シーズンは「静かに観ていた」というのが正直なところです。

 

 

でもやっぱり勝てば嬉しいし、点を決めれば相変わらず飛び上がるし。このチームに来てくれた、最初誰だかわからない若い選手もあっという間に顔を覚えてしまいます。

 

 

ホームの伊予決戦なんて、最高の作品でした。楽しかったですよね。

 

 

忙しくて観戦なかなか行けなくなったけど、DAZNで毎試合観るし。カタール行く前日がシーズン最終の福島戦だったので、結果をわざと知らないようにして東京のホテルで観たりしました。

 

 

やっぱり愛媛FCが好きなんだと思います。

 

 

良いことで言えば、クラブハウスができました。

 

 

20年以上もこの愛媛で誰も実現できなかったことを、村上社長が自身の血肉を注ぎ込んで、強行突破で完成させてくれました。感謝しかありません。嬉しいので、意味なく土手の上から見にいったりしてます。(午前は寝てるので選手の練習を見れたことはただの一度もないけれど…)

 

 

新設のクラブハウスの中には広いお風呂が完備されていて、選手はオフでもクラブハウスに通って疲労回復できています。

 

 

真新しい天然芝によって身体への負担は一気に減りました。去年は様々な選手が試合に出れてスタメンを賑わせてくれたと思いますが、クラブハウスが新設されたことで怪我人が少なくなったからというのは大きいです。

 

 

昼はトップ、夜はアカデミーの使用によって1日中酷使され、メンテナンスの隙もなかった梅津寺の人工芝はヘタってボロボロで、それまでの選手は大変だったのです。今はアカデミーの使用にほぼ絞ることができ、アカデミーの環境すら良くなりました。(トップとアカデミーそれぞれに専属の練習場が用意されるようになったわけで、Jクラブでも珍しい好環境です)

 

 

「今までの愛媛FCでは来れなかったけど、この設備が整った今なら大丈夫」と思える選手が愛媛FCを選択肢に入れてくれるようにもなりました。

 

 

クラブハウスができたことは、愛媛FCにとって大きな転換期とも言える大きな出来事でした。

 

 

また、映像などで情報発信できる方々をクラブが外から呼んで、クラブの中の形が見えるようになりました。

 

 

前衛的な人々が外からクラブに入り、少しずつ風通しを良くしていってます。

 

 

15年も応援してきて、良い方向に向かおうとしてるのを感じます。

 

 

でも一方で、困難な部分は残ります。

 

 

年間通してサッカーに勝ち続けるには、クラブが1枚岩になって強力に推進するしかないけれど、それが簡単でないことも理解しないといけない。

 

 

降格の責任をうやむやにして続ける者もいる。

 

 

低迷したことでクラブが一度失った信頼を取り戻すのは非常に困難であり、サポートから去っていった人たちの気持ちはやはりわかる。

 

 

ここはJ3であり、これより下はないことを考えられる選手でなければいけない。

 

 

どのチームも人生を賭けてくるJリーグにおいて、理屈もなく勝ち続けるのはあり得ない。それが構築できたチーム上位2位だけが幸せになる図式は、やはり簡単なものではないと多います。

 

 

この苦境にあっても見捨てず、アウェイにまで駆けつけるサポーターには変わらず尊敬の念しかありません。

 

 

 

僕自身のことで言えば…自身の作品がJリーグのユニフォームにつくことは夢の1つではありました。

 

 

作品のことを考えたとき「今しかできない」というのもありました。

 

 

だからと言って、いち漫画家に即決できるようなものではありませんでしたが、最後は決めました。

 

 

今年はユニフォームに居て、見届けることにします。

 

 

 

必ず、反撃のときは来ます。

 

 

 

今年も、頑張りましょう。