本日、アオアシ28巻とフェルマーの料理3巻が同日発売となりました。
漫画が2作同じ日に発売というのは、大変な充実感があると共にもちろんそれだけの仕事量が存在しました。
これも、常にいっさい手を抜かず全力で手伝ってくれるスタッフさんたちのおかげです。ありがとう。
いまはアオアシのアニメが毎週やってて、土曜日に家族と観るのが恒例行事になり楽しみが増えた感じです。
アオアシのアニメスタッフさんは、本当にすみずみまでアオアシを読みこんでると思います。
最近ので「おー」と思ったのが、アシトが電車で上京するシーンで見送りにきた同級生の小暮くんを泣かせなかったところです。(そこ?と)
本編でもブラザーフットの回想でも、よく見たら同級生で小暮くんだけ泣くのを耐えれてるんですよね。
全員泣いてたら泣けないんですよね。堪えてる人がなんとかいるからその子に感情移入して泣けるんだと思います。アオアシのアニメスタッフさんは、地元の同級生もモブとして見ないでいてすごいなと思いました。
愛媛よりポンジュースを差し入れに送らなければ…
ちなみに小暮くんは本編で名前がなかったんですが、アニメスタッフさんに「名前はありますか」と言われて急きょ考えたものです。
これと同じのがエスペリオンサポーターの女性2人(メガネの子と黒髪の子で、上京したセレクション組にサインを書いてもらった人)で、アニメがなければ名前ありませんでした。
名前はつけてあげるべきだ。生命力が違う。
アニメを見て、俺こんなにメガネの緑さんばかりに喋らせていたのかと思い、最近黒髪の絵美さんにも積極的に喋ってもらうようになりました。
さて、話は変わり。今回発売したアオアシ本編とフェルマーの料理にはある共通点があります。
その共通点のおかげで同時発売というのができるとも言えるのですが、なんだというと、ネームに時間がかからないという点です。
この2作に関しては、ほとんど悩むことがありません。
幸せに暮らしています。
これと対極を成すのがアオアシブラザーフットと、あとショートピースです。
ブラザーフット、新作を描いていますが相当苦戦しています。これは難しい。だから時間がかかっています。申し訳ない。
苦戦する漫画の特徴は、主人公が何を考えているのかわからないと言うのがあります。ショートピースのキヨハルとか意味がわからないし、あいつ喋らんし。
だから水の森のジャンヌさんとかてんまんアラカルトの蒼司とかも大変でした。主人公は思ってることちゃんとしゃべる人が良い。アシトとか岳とか、もうほんまめっちゃ良い人やと思うよ。
ブラザーフットに関しては、瞬さんみたいな性格を僕が持ち合わせてないからです。
あんな清廉潔白な人物が何を考えてるか知る由もない。
だから、ブラザーフットちょっと大変なんですよ。でも頑張って描きますね。
最後に。盟友のいなずまたかしのススメで、ゲーム全くしない僕が「三国志真戦」に没入しています。
光栄に育まれた、かつての学生時代の三国志熱を再燃させるこのゲームのクオリティにやられて、勢い余った僕は、光栄三国志のイラストを手がけられたことがある日田慶治さんが愛媛出身ということでサインを描いてもらったそうな。
たかし、やったぞ。やったな!
ということで改めて。アオアシ28巻とフェルマーの料理3巻、本日同時発売です。ぜひ両方とも楽しんでださい!