年末のことを書こうと思います。

 

 

仕事は…変わらず、ずーーーっと描いてる感じなので、取り立てて言うことなく。頑張って描いてますと言うほかない。

 

 

 

応援してたクラブの結果や、これからのことについては、また日を変えておいおい言えたらと思うんですが…とりあえず楽しい話をしましょう。

 

 

今はまた難しい状況となってきてますが、12月の落ち着いてた時期に、森谷賢太郎選手と藤本佳希選手と田村さんとで食事をさせていただきました。

 

 

奇しくも両選手ともクラブを離れることがわかっており、昨シーズン川井健太サッカーの心臓(森谷選手)と、今シーズンのエース(藤本選手)。送別と慰労を兼ねて、馳走させていただきました。

 

 

藤本選手は全く初めてだったのですが、森谷選手に関してはこの2年間(特に2年目)ことあるごとに世話になっており、愛媛離れる前にぜひ、愛媛の美味いものを…という機会がようやく実現したものでした。

 

 

 

この、森谷賢太郎選手という人が非常に不思議な人で。

 

 

 

僕はサッカー漫画を描いてますが、選手やサッカークラブに敬意を払い、そのプロの道に100%集中してほしいので、連絡先を交換することはまずないんですね。

 

 

ところがこの森谷選手というかたは、なぜかいつの間にか連絡先が入っていて、しかもサッカー選手という壁が全くないかたでした。

 

 

何を聞いてもあっけらかんと、どえらい語彙力で話してくれ、しかも話が面白いし、毎回電話切るタイミングを失ってしまうんですね。

 

 

あと、都会を感じた。理由わからないけれど、話すととにかく都会を感じた。

 

 

そんな彼が特に熱を入れて話してくれるのが、このクラブがどうやったらもっと良くなるのか。愛媛の人たちのために何ができるのか。そこをずっと、もうずっと話してくれました。

 

 

縁もゆかりもない土地に来て、森谷選手は本当に愛媛のことが大好きでした。

 

 

そんな森谷選手と実際にお会いしたのはこの日が初めてだったわけです。(電話とリモート取材でしか話したことがなかった)

 

 

もっと初めての藤本選手が来て。これはもう楽しんで帰ってもらわないといけないと張り切る間もなく、サッカーで熱を帯びた4人の話は楽しすぎて、一瞬でした。

 

 

野生のFWぽい藤本選手ですが、自身の振る舞いを全部言語化できていました。考えに考え抜いた結果で、あの得点の量産に繋がっていました。

 

 

21年シーズン全てを背負いこんだからこその開花であることも自覚していました。

 

 

愛媛のことを気にかけていましたが、それ以上にもっともっと凄いFWになる片鱗を感じられました。

 

 

サポーターを代表して、最後まで諦めず戦ってくれてありがとうございますと感謝を伝えて送り出しました。

 

 

モンテディオ山形の皆さん、藤本選手をよろしくお願いします。

 

 

そして森谷選手。

 

 

森谷選手がいなくなることに喪失感を覚えた人は多いでしょう。そういう人でした。人の心に入っていける選手でした。

 

 

今までの選手とは明らかに違うタイプで、なので嵐のように過ぎ去っていった感覚を持ちました。

 

 

カルチャーショックだったのかも知れません笑

 

 

 

 

森谷選手とのやり取りの中で、1番印象に残った6月ごろの会話。

 

 

 

僕「(ほとんどの知り合いが関東のはずなので)遠く離れたこちらで退屈じゃないんですか」

 

 

森谷選手「? (本当にキョトンとした感じで)  いや全然?

 

すごい暮らしやすいから、奥さんもすぐ愛媛大好きになったんですよ。

 

ここが良いって」

 

 

僕「そうなんや。良いとこなんや愛媛…」

 

 

 

最後に。苦しい状況となる中、シーズン終盤まで結束してチームを押し上げてくれたあのサポーターたちにずっと感謝していました。

 

 

森谷選手、ありがとうございました。また、会いましょう!

 

 

 

さてもう1人。大晦日に、川井健太さんにお会いしました。

 

 

サガン鳥栖の新監督です。おめでとうございます。

 

 

後日聞いた話では、山形から直前に帰って、愛媛に2日しかいれずすぐ経つスケジュールだったのに、自分に会う時間を作ってくれました。なんと申し訳ない。

 

 

健太さんとは未来の話しかしませんでした。振り返らず、前だけを見て進んでほしかったからです。

 

 

モンテディオ山形の皆さん。健太さんは、愛媛から出て初めてのクラブである山形に、大変な思い入れを持っていました。

 

 

本当に素晴らしいクラブだったと。

 

 

一丸となったクラブスタッフ、スタジアムの雰囲気。山形に心を奪われるのは一瞬だったと。

 

 

そして何より、ピーター・クラモフスキーのことが大好きだったと。

 

 

ピーターとの思い出が尽きず、ずっと話していられる感じでした。ピーターもきっと、健太さんのことが大好きだったと思います。

 

 

え難い数々の出会いを持って、健太さんは再び人生を賭けた道を選びます。

 

 

サガン鳥栖の皆さん。川井健太監督をよろしくお願いします。

 

 

何よりサポーターの声が1番力になるかたです。

 

 

普段、人と会わない自分が年末に1年ぶんの話をして、大変濃い1か月でした。

 

 

サッカーは楽しいですね。

 

 

ではまた、引きこもりの生活に戻ります。