店長に必要な計数 上級編 相乗積の活用方法 | フォークリフトプロフェッショナルスクール みずおち

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こんばんわ。トレカ集客代理人☆水落です。


私は計数の講習をさせて頂くこともありますが、


中小企業診断士の資格や公認会計士の資格がある訳ではありません。


それでも講習をさせて頂いた店長に喜ばれるのは


「視点が近いから」だと思っています。


自分がお店の店長でいた時に使っていた計数。


使って効果の高かった計数。


簡単に使える計数。だからだと思っています。


そんな計数をこの上級編ではお送りしたいと思います。


でも、小売業限定です(笑)


飲食店や製造業は畑が違いますのでご了承ください。


ここから本題です。


今回は相乗積の活用方法について。


実際のお店の数字で是非お試しくださいね。


相乗積とは、売上構成比に粗利率を掛けたものです。


例としてリサイクルショップを挙げてみます。


中古本・・・・・・・売上構成比20%×粗利率40%=8

新品ゲーム・・・売上構成比30%×粗利率10%=3

中古ゲーム・・・売上構成比20%×粗利率30%=6

中古DVD・・・・・売上構成比10%×粗利率40%=4

中古CD・・・・・・売上構成比10%×粗利率50%=5

中古トレカ・・・・売上構成比10%×粗利率60%=6


こんな感じで売上構成比と粗利率を掛けます。


出た数字を合計するとこのお店全体の粗利率になります。


この各部門の相乗積の値は


粗利率に対する貢献度を表しています。


売上の構成比が一番高いのは新品ゲームです。


でも粗利率が低いので利益に対する貢献は3ポイントです。


中古トレカは売上構成比は10%しかないのに、


粗利率が60%もあるのでポイントは6です。


売上構成比が高いものに力を入れてしまいがちですが、


仮に新品ゲームの構成比が40%に上がったとしても


ポイントは1しか上がりません。


粗利率は1パーセントしか増えない訳です。


中古の本の構成比が10%増えると一気に4ポイント増える。


お店に必要なのは売上よりも粗利高なのです。


しかもこの不景気で人件費をかける訳にはいかない。


より少ない手間でより効果の高い仕事が求められています。


より効率よく粗利高を増やすためには、


粗利率に貢献している部門から重点的に力を入れると効果的です。



基礎がわかると計数はとっても面白いですよ。


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