こんにちは。トレカ集客代理人☆水落です。
検索キーワードで相乗積について検索されていた方が
「相乗積 原価が上がった場合」というキーワードがありましたので
書きたいと思います。
相乗積は飲食店など正確な原価がわかりにくい商品や
複合チェーン店のように複数のジャンルを取り扱う場合
利益を予測する際に使用します。
トレカショップでもよく使います。
それは1年に1回しか棚卸しをしないので、
売上の構成比から利益を予測する必要があるためです。
例えば、
新品のトレカは粗利率は25%です。
中古の粗利率は50%です。
(実際はもっと高いのですが売れないものも多いので、
年度末に50%になるように在庫を処分します。)
上記の場合、売上構成比が同じ50%であった場合、
粗利率×売上構成比を足しますので
新品・・・25%×50%=12.5
中古・・・50%×50%=25.0
両方を足すと37.5%が粗利率の予測になり、
売上が100万円なら粗利高は37万5千円となります。
(これも実際は在庫の増減で粗利高も変わるので
あくまで目安として利用します)
上記の場合から、構成比が変化した場合、
新品60%、中古40%となった場合
新品が15、中古が20になり合計が35%
すなわち、原価率が高い商品の構成比が上がった場合は
粗利率は下がります。
逆に今のゲーム業界のように
新品の売れ行きが不調の場合、新品の構成比が下がり、
中古の構成比が上がっています。
そうすると利益率の数字は上がりますが、
全体の売上高が減っているので粗利高は減少しています。
粗利率にこだわりすぎると
・粗利高の減少に対する対策が遅れたり、
・不良在庫の処分をおろそかにしたりと
お店の中のダークな部分に目を向けなかったり、
気が付かない。なんてこともありますので、
大まかな目安として把握されると良いと思います。