チェーン店舗のトレカビジネス③ | フォークリフトプロフェッショナルスクール みずおち

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こんばんわ。ユージーアイプロジェクトの水落です。


前回のチェーン店舗のトレカビジネス② の続きです。


②在庫を育てる


中古トレカで100万円以上の売上を出すためには、


まずは在庫ありきだと思います。


当社の在庫回転率は年4回、月間の在庫回転率は0.33


ということは単純計算100万円の売上を出すためには


原価で300万円の在庫が必要という計算になります。


その観点から言えば、


前回の記事で書いた、初期導入で400万円必要。


という営業さんの言葉もウソではないと思います。



今回のお話は、複合店のチェーン店舗様を対象に


お話ししています。


個人経営のトレカ専門ショップを開くという話とは


全く違います。


なぜなら複合店はトレカの売上が仮に30万円しか


出なくてもお店は潰れません。


トレカの集客力を利用してメインとなる他の商材の


売上の相乗効果も望めます。


しかし、トレカショップを開業する場合、


売上が30万円では維持ができません。


メインとなる他の商材もないので、早い時点で



100万円を突破しないとお店が潰れてしまいます。


そのため、トレカショップでは最初に400万円ぐらいの


在庫を確保することが必要だと考えています。


複合店では、最初に400万円も在庫を揃えて


リスクを抱えるよりも、200万円ぐらいでスタートして


お客様から商品を買取していくほうがいいと思います。




なぜなら、原価で300万円の在庫を持つにしても、


売価でいくらになるかがポイントだからです。



当社もそうですが、業者から購入する場合、


高額なレアカードは原価が売価の8割が普通です。


300万円の原価でも売価では400万もいきません。


しかし、お客様から300万円分を買い取ると、


売価で600万円以上になります。


同じ在庫金額でも量が違うということです。




では、初期在庫を持たずに、


全てをお客様から買い取ろうとすると、


これは全く買取が出来ませんでした(やってみた結果です)


時間的なロスが大幅に出てしまいます。



中古トレカを買い取るためには在庫が必要です。



在庫を持って、トレカが好きなお客様を呼び込まないと


買取に結びつきません。


呼び水としての在庫が必要になります。



その在庫をいくらで設定するかは各業者さんで


考えが違うと思います。



当社では相手様のトレカに割ける売場面積や


予算に応じてご用意していますが、


6棚(2坪)程度のスペースで


在庫金額100万円前後、


什器40万円、


月間の売上予測30万円、


を目安としてお勧めしています。



もちろん、100万円の売上を目指すためには


この在庫、この売場では不十分です。



それを一緒に育てていきましょう。


というお話です。


次回に続きます。



チェーン店舗のトレカビジネス①


チェーン店舗のトレカビジネス②