こんにちは。ユージーアイプロジェクトの水落です。
「店長がスタッフに教えたい計数」
を書いています。
今回は人時売上高についてです。
昨日、労働分配率と人件費率を書きました。
どちらも人件費が適正かどうかをみる指標のひとつです。
そのほかに、人時生産性と人時売上高を使用する場合があります。
人時生産性は、読んで字のごとく
「ひとり、1時間あたりの生産性(粗利高)」
で、粗利高÷労働時間で算出します。
1日の粗利高が30万円、総労働時間が100時間なら、
人時生産性は3,000円になります。
それに対して、
「ひとり、1時間あたりの売上高」
売上高÷総労働時間で算出するものが、
人時売上高です。
1日の売上が100万円、総労働時間が100時間なら、
人時生産性は1万円になります。
どのように使うかですが、結構シビアです(笑)
まず、人時売上高が1万円が適正とするならば、
朝10時~昼2時までの売上が5万円なら労働時間は5時間、
夕方5時から夜8時までが20万円なら、
労働時間を20時間使うことが出来ます。
まぁ、そうはいかないので、朝の時間帯を10時間にしたら、
夜は15時間以内に抑えるようにするわけです。
1日の売上が80万円しか出なければ、
80時間以内に抑えないといけないわけです。
業種や取り扱いアイテム、お店の広さによっても違いますが、
一定の基準を作ってしまえば、目安として使いやすい数字です。
売上と労働時間を意識しないよりは、
意識した方が効率よく仕事を進めることが出来ます。
社員の労働時間を2倍する会社もあります。
そうすると異常にシビアになります。(泣)
粗利益を従業員数で割ったものを「労働生産性」といい、
「ひとりあたりの生産性(粗利高)」を意味します。
ただ、小売店では使いにくい数字なのですよね。
私は使った事が無いので、わかりません(笑)
◆店長が教えたい計数⑬ 季節指数 に続きます。