◆店長が教えたい計数① 値入 | フォークリフトプロフェッショナルスクール みずおち

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フォークリフトの実技訓練校の開校に向けて軌跡を綴っていきます

こんにちは。ユージーアイプロジェクトの水落です。

 

店長に必要な物の新シリーズとしまして、

 

計数について書いていこうと思います。

 

ただ、「店長に必要な計数」ではありません。

 

「店長が新入社員、パート、アルバイトさんに教えたい計数」です。

 

超初級の計数を書いていこうと思います。

 

計数を覚えることで、より仕事が楽しくなると思います。

 

 

第1回目は値入(ねいれ)です。


「値入とは売価を決めること」です。

 

原価が1個60円の商品に利益を乗せて売価を決める、

 

 

例えば100円という売価を決めることを値入といいます。

 

 

商品の販売価格、この場合100円という金額が売価です。

 

 

原価は60円。

 

 

売価100円から原価の60円を引いた利益、

 

 

40円を値入高といいます。

 

 

さらに、売価に占める値入高の割合を値入率といいます。

 

 

逆に原価の割合を原価率といいます。

 

 

上記の場合では、

 

 

40円の値入高が100円の売価に占める割合は40%です。

 

 

同時に残った原価60円の原価率は60%です。

 

 

値入率と原価率は足すと100%になります。

 

 

公式は

 

 

値入率=値入高÷売価×100%

 

 

となります。

 

 

 

リサイクルショップでは、買取が非常に重要です。

 

 

 

買取をするスタッフがこの公式を知らない場合、

 

 

買取は単なる作業のひとつです。

 

 

とてもつまらない物となってしまいます。

 

 

逆に、知ることで利益を作る楽しみが生まれると思います。

 

 

例えば、買取にお持ちになった商品が

 

 

「いくらで売れそうなのか。」

 

 

「その売価で売るためには、いくらで買取るべきなのか」

 

 

さらには、「自分で決めた買取価格でいくら儲けるのか」

 

 

という、儲けを作る重要な仕事に変わると思います。

 

 

例えば、100円で買取った商品を40%の利益が取れるように

 

 

売価を決めてください。

 

 

という場合、140円という売価が出ます。

 

 

 

というのはウソです。(笑)

 

 

 

 

売価が140円だった場合、40円の利益が140円に占める割合は

 

 

 

28.57%です。

 

 

40%の値入率で売価を決める場合は、

 

 

原価(100円)を原価率(60%)で割ります。

 

 

公式的には売価=原価÷(1-値入率)ですが、

 

 

原価を原価率で割ると売価が出る

 

 

と覚えた方が判りやすいと思います。

 

 

こっちのほうがよく使います。

 

 

100円÷60%で割ると、166.6円となります。

 

 

売価を決める事が値入ですので、166円よりは

 

 

168円や170円や180円で値段をつける方が理想的です。

 

 

こんな感じで、初級の計数ですが、スタッフが知ることで、

 

 

「楽しく、利益を作る集団を育てていく」というテーマで

 

 

書いていこうと思います。

 

 

◆店長が教えたい計数② 粗利 に続きます。