それは6月のこと。
古墳の濠にカイツブリが巣を作った。
去年は巣が出来た直後に草刈りがあったり、ついに育たなかった。
今年やっと巣が出来て、鳥友さんや散歩の方たちと楽しみにしていたら、草刈り情報。
鳥撮り大先輩が市役所の世界遺産課に何度も足を運んでくださった。
 
左が親鳥。右が巣。
 
草刈り当日、巣のある場所には旗が立てられた。
業者さんはどのくらい残せばいいか聞いてくださり、巣の周辺は守られた。
やがて、何とか1羽が孵った。
私たちは感動に包まれた。

 

 
パパが餌を持って来た!

 
 

 

 
後日、残された草を世界遺産課の方たちが自ら刈ってくださったと聞いた。
感動した私は拙いながらお礼状を書いた。
世界遺産課の皆さん、本当にありがとうございました。頭が下がります。 
 
なのだが、小さなカイツブリはその後姿を消した……
 
少し伸びた草の間に、カイツブリは又巣を作った。
2ペアいたようで巣は2カ所に。
(親がお出かけの時は水草で隠される)

 
留守中ウシガエルに占拠されたり、
(威圧感が凄い)

 

亀に占拠されたりしながらも頑張っていたのだが……
 
此奴が!!
卵は栄養価が高いのか、次々丸飲み……(T^T)
親は水をかけたり抵抗したそうだが無駄だった。
(苦手な方閲覧注意)
 

 
だが又、巣は出来ている。
自然界は人間の手助けなどあざ笑うかの様に厳しい。
けれど生き物たちは想像以上に逞しいのかもしれない。
何とか何とか、今度は無事に育ちますように!!
 
がんばれ!カイツブリ!!

(202406)
 
続く!