大好きな、あさのあつこ先生の「弥勒シリーズ」最新刊
やっと読みました。
「野火、奔る」あさのあつこ著
「のび、はしる」と読みますｗ
（“奔放”の“奔”か…読めんがなっｗｗ）
まぁーーーヒンシュクですが、
少女漫画読むカンジで、、、
てか、ふたりの主人公「遠野屋清之介」と「木暮信次郎」の
ヒリヒリする関係性に、
元フジョシとしましては、萌えなわけでして。
もちろんいつもながらの、
最後の最後まで「あっ」のてんこ盛りの
練りぬかれたストーリー、謎解き。
これに今回もぐいぐいひきこまれつつ、
やっぱり主人公おふたりのみならず、てか、もっと
その周りの人たちの、それぞれが丁寧でふか～く練られた、
人間性みたいの。
これにもっと魅せられますよね。
毎度、木暮さまにふりまわされムカつきつつも、
どーにもこーにも、身も心も離れられない
伊佐治親分はもちろんのこと、
今回は遠野屋の女性陣。
おしのさん、おうのさん、
アーンド今作のサブ・メインを張った
おちやちゃんとおくみちゃん。
もう、もう、応援しちまいますよーーー
ケナゲでひたむきで痛みをしってて
自分のこころの醜い部分をも葛藤して
ちゃんと引き受けて乗り越える、
おくみちゃん！！
負けるなーーー（声を枯らして応援）←気持ちだけ
〈ちょっとネタバレ⇩〉
最後、残酷な現実まで受け入れなきゃいけなくて
「残酷すぎるよーーー涙涙」でしたが…
そこは遠野屋さんっ！（てか親分さん♬）
ひと筋の光明を残して、
遠野屋の新たな展望を感じさせてくれました◎
そして「そういうトコだよ…」を
だんだん自覚しながらも
受け入れて、乗り越えようとしてる
おちやちゃん。
アーンド、アーンド、なんたって、
女中頭さんのおみつさん！！！
遠野屋のゴッドマザーはおしのさんだけど、
女衆（おなごし）さん（＠五十鈴屋さん）たちの
ゴッドマザーはおみつさん！！！
そりゃ、遠野屋主人・清之介も、
失いたくないですよね。
こんなにあったかい居場所を。。。
たからものですよね。
しかし、例によって木暮のダンナに
無慈悲にもつきつけられる現実・・・
清之介の存在そのものが、
いつも禍々しいものを呼び込む、
そのせいで、たいせつなものたちが傷つけられる。
何度、自らの生い立ちと宿命を呪ったことか。
切ないです。
はぁーーーー続編が楽しみです！！！
※感謝なのは、さぞかし
「実写化」のお話を持ち込まれてるだろうに
（とくにエヌエイチケーとか）
おそらくですが、お断りし続けておられるであろうこと。
（↑勝手に思ってるだけ）
だって、どんな名だたる旬な俳優さんが演じても、
木暮さまも遠野屋さんも「違ーーーうっ！！！」って
阿鼻叫喚になることは目に見えてますもんねー
（↑勝手に思ってるだけ）
とはいえ、勝手にはあれこれ
妄想してみたりしてるのですが…
ナイショです。
（↑誰も知りたくない）
以上ですｗｗｗ