『幾世の鈴』読みました | 上機嫌な日々

上機嫌な日々

「上機嫌に生きたい」けど、現実には文句とグチばかり。
ただただ日々の覚え書きなつれづれ日記。

『あきない世傳 金と銀』特別巻上下の下、

ついに、ついにこれが(当面の)最後・・・

 

なんか愛おしくて

読み終えるのが惜しくてもったいなくて、

でもガマンできずにw

読み終わりました。

 

特別巻の下『幾世の鈴』

 

 

 

ほんにまぁ、長い長い旅でおましたなぁー

(とつじょ場面が天満にww)

 

とにかく作者の高田郁さん、

筆致が細部までこころがこもっていて丁寧で、

この(当面の)最終巻も

さらに作者さんの、

幸たちのものがたりを終えるにあたって

どうすれば、一緒に長い旅をしてきた読者に

こころに長くあたたかく残る巻になるか、

気持ちのあふれた、

あたたかい、丁寧に紡がれた一冊を

届けてくださったこと、

受け取ることができました。

(えらそうですが)

 

*******以下、ネタバレあります↓*******

 

まず第一章は、いったん暖簾をおろした「桔梗屋」さんのこと。

そうでしたか、そんなものがたりがあったんですね。

「教えてくれてありがとさんです。」って気持ちに。

その章のタイトルは「暖簾」。

 

そして第二章は、幸にとってかけがえのない

シスターフッドなバディ(←知らないのに使ってみた)

菊栄さんのこと。

(※菊栄はん、ダイスキ!!

(元)惣ぼんはんとの、年月を重ねたからこその

洒脱なやりとりwwが最高です)

タイトルは「菊日和」(素敵♫)

 

そして第三章は・・・

ありがとう、作者さまっ!!!

気になってたアイツら…コホンもといっ…

あのお方たちのその後のおはなし。

そうでしたか、そうキましたか、

そうキてくださいましたか。。。

・・・読ませてくれて、ありがとう作者さま!!!

特に、長女の桂ちゃんの描写がすばらしくて。

最後には、ちゃんと幸につながるんですよね。

あの「お守り袋」のエピソードの粋なこと♫

なにより、よかったよーーー

幸を思わせる賢くて優しい桂ちゃんが

これからちゃんと可愛がってもらえそうで。(そこかいな)


 

 

 

でも、ここまで読んで……

「えっ!?カンジンな幸と賢輔さんはどないなりましたんっ!?

まさか、特別巻らしく、主人公は登場しないまま

まわりの方たちのおはなしで終わるんですかいな!??」って

不安になったところで、、、

 

安心してください!出ましたよ!!

・・・・・

よかったよ~よかったよ~~(よかったしか書いてない凹)

 

でも悲しい…最終章になってしまった……

その第四章のタイトルが「幾世の鈴」

 

相も変わらず、お上からはムチャいわれるし、

でも見事にまた幸と、いまや目出度く伴侶となれた賢輔はんと、

知恵をしぼった見事な落としどころ。

 

何よりも、はぁーーーやっとおふたりさん

無事に夫婦になれてたんやな~~っていう安堵感◎

(もう親戚のおばちゃん)

 

この長い長い五十鈴屋のものがたり、、、

ひとことで言うなら「ていねい」

↑このワードしかありまへん。(いや、あるやろけど)

 

 

あとがきで作者さんが

「五十鈴屋の後継者たちの物語を

不定期にお届けしようと存じます。」と

書いてくださってます♬

ありがたいお~ありがたい~~

また五十鈴屋とまわりの皆さんに逢える日もくるんですね。

なによりのプレゼントです!!!

 

 

というわけで、、、

すんまへんなーーー

朝からガマンできず残ってた数ページを読み終えて

シンボウたまらずひさしぶりに書き散らしてしまいました。

 

失礼いたしました!!!