教員業務支援員のことを「スクールサポートスタッフ」というらしい。

 教員が授業に集中できるように、その配置を拡充できるよう中央教育審議会(いわゆる中教審)が2023年8月28日に提言した、と新聞が報じた。

 学校の役割をどんどん増やして、教員が授業に集中できにくくしておいて、業務を教員以外に委託しようとしている。

 

 夏休みの課題は外注(作品募集とか)が多く、子ども全員提出ではなく、子どもが自由に選択できるようにするなど、最近、学校は主体性を発揮するようになった。

 そもそも学校の役割、教員の業務を減らすことなく、例えば、部活の責任を地域に移行するだけなら、何ら問題の解決には至らないだろう。

 

 新聞に「プリントの準備や電話応対をする」スクールサポートスタッフと書いてあったが、そんなの二度手間になるのが落ちだろう。今じゃギガスクールなんとかで、プリントの印刷は減ったし、保護者からの電話は教員が出てしっかり話を聞く方がいい。

 

 だから、教員の長時間労働を是正したいのなら、まず教員不足を解消し、さらに業務内容を精選し、業務の横流し?をしないことだ(と言葉が荒くなってしまったかな)。