宮城県からさらに南下して、いわき市へ向かいます。

いわき市からバスに乗ること30分ほどの山の麓に化石と炭鉱の博物館があるのです。

石炭・化石館ほるる

入館料 大人660円


いわき市といえば、常磐スパリゾートハワイアンズ。

そして、ここには明治初期から1976年の閉山まで石炭を採掘していた常磐炭田がありました。


鉱山の坑道は地下深くを掘り進めるため、排水は採掘の要ともいえる。これは、ドイツの炭鉱でも、日本の鉱山でも変わらない。


ハルツ地方の炭鉱跡排水路(ドイツ)↓


ドイツのハルツ地方の炭鉱や世界遺産ラメルスベルクでは、地下に水を押し上げる巨大な水車を設置したりなど、その地方の地下水の特性に合わせて排水システムが創意工夫されてきた。

佐渡島の相川金銀山の地下排水路(南沢疏水坑道)などは、地下水を直接に海に排水する1kmに及ぶ排水路があったりする。



常磐炭田の場合、もともと温泉水が湧き出ていたため、閉山後にこの温泉水を活用してスパリゾートとして生まれ変わったらしい。

転んでもただでは起きないところが素敵だ。



先日テレビでドキュメンタリーをやっていたプリオサウルス。

クビナガリュウ(プレシオサウルス)の仲間ですが、こちらは顔がデカく獰猛。

いかにもやばそうな顔をしている。



炭田博物館でもあるほるるには模擬坑道があり、炭鉱や炭鉱で使われていた技術などを見学することができます。


近代炭鉱の石炭採掘は、ドイツの旧ルール工業地帯の鉱山博物館(ボッヘム)と全く同じでありました。


石炭の壁を車輪のような平たいドリルでこそぎ落とし、トロッコに乗せていく近代炭鉱技術。


正直なところ、常磐炭田については福島県立博物館のほうが充実した展示でありました。


でも、いわきに来れて満足。




この日は、さらに南下し上野へ。

いわきから上野までは特急が走っており、2時間ほどで着いてしまいました。

体調がよければ、青春18切符で鈍行に乗りたかったので、ちょっとくやしい。


上野は翌日への中継地点でしたが、せっかくなので上野国立科学博物館に行ってきました。


この哺乳類と海生爬虫類の収斂進化の展示が1番のお気に入りです。

哺乳類(左、鯨など)と爬虫類(右、魚竜など)は異なる進化の道を経て、いずれも海にかえっていった生物ですが、異なる種・進化を遂げながらも海に適応するために似たような形態に変化していった。



1日に2回フタバススギリュウ(フタバサウルス・スズキイ)の複製化石を見る機会のある日もなかなかないでしょう。


クビナガリュウのフタバスズキリュウは、『ドラえもんのイメージが強すぎて、おだやかに海を泳ぐ海生爬虫類の印象があります。

プリオサウルスとは全くイメージが違う。


ゼンケンベルク博物館(フランクフルト)のクビナガリュウの比較展示↓

右:プレシオサウルス

左:プリオサウルス


ドイツに戻ったら、またゼンケンベルクに行きたい。