糸魚川旅行2日目。

ヒスイ海岸まで歩いて3分の民宿にて起床。


5:00に起きて、ヒスイ海岸を歩いてきました。

翡翠らしきものを見つけようと、行ったり来たり2時間ほど粘ったけれど、正解が分からない。


それにしても、波が高い。

波に飲まれたらあっという間に沖に連れて行かれそうな勢いでありました。



コンビニで朝ごはんのおにぎりと味噌汁を買って、7:30からBSで虎に翼を見ようとスタンばっていたところ、残念ながらBSは映らなかった。


8:00に無事に虎に翼を見て、民宿をチェックアウトしました。



この日はフォッサマグナミュージアムに行きたかったのですが、バスの出発まで時間があったので、海沿いを散歩して時間つぶし。

せっかくなので、海川の河口まで歩いてみることにしました。


河口部の海岸に行けば、おもしろい石が見つかるかと思ったけど、特に収穫はなかった。

残念。



気を取り直して、地域バスに揺られながらフォッサマグナミュージアムに行ってきました。

2022年夏に家族旅行で訪れて以来の再訪になります。


前回はじっくり見れなかったので(家族はあまり興味がないため、スケジュール巻き気味だった)、今回は納得ゆくまでじっくりと展示をみておきたい。


フォッサマグナミュージアム

大人700円。



前日に河口で見つけた化石は、来馬層群から流れてきたものであるらしい。


来馬層群の観察できる露頭自体は上流の山のなかにあり、保護区であるため個人がハンマーなどで化石の収集をすることはできない。


運がよければ、河口部に流れてきた岩石からアンモナイトが見つかることもあるようです。


わたしが見つけたのは、ごく小さめのトヤマミノガイだったのだと思う。


河口で見つけた二枚貝↓


フォッサマグナについてもよく理解することができたので、やっぱり再訪してよかった。


しかし、明治の時代に目視で二つに分かれていた島弧・日本列島のつなぎ目に気づいたナウマン博士の観察眼はどう考えてもただものではない。


ナウマン博士といえば、日本の近代地質図を作成し、現在の地質調査所の設立に尽力、フォッサマグナの発見による日本列島の起源の一端を解き明かし、近代日本の地質学分野に大きな足跡を残したすごいドイツ人である。

彼を知らなくても、ナウマンゾウくらいは日本人なら誰でも知っているはず。


一方、私のまわりのドイツ人に聞いても誰も知らないというのですが、ドイツ本国では知名度の高い地質学者ではなかったということなんでしょうか。。


ナウマン博士の発表した地質図↓


ちなみにナウマンゾウは、ナウマン博士が発見したのではなく、日本で初めてゾウの化石研究をしたナウマン博士にちなんで付けられた名前であるのだそうです。


世界の化石展示にはドイツの化石もたくさんありました。特にジュラ紀は、ゾルンヘホーフェン、アイヒシュタットの石灰岩がいっぱい。

そろそろドイツが懐かしくなってきたような気もしないでもない。



博物館を堪能して、糸魚川駅に戻る頃にはすっかりお昼すぎ。

駅前の居酒屋で日替わり定食ランチを楽しみ、帰途に向かったのでありました。