ハノファーの義父宅で1日過ごしたあとは、東へ50kmほど離れたブラウンシュバイク(Braunschweig)へ向かいました。
この街に宿泊して、これから3日間は化石を探してハイキングを楽しんできます。
まずは街の自然史博物館。
Naturhistorisches Museum Braunschweig
大人9ユーロ(ドイツ語のみ。オーディオなし)
鳥類の展示と動物の剥製が充実したこの博物館。
鳥の飛翔に関する映像や展示はなかなか貴重なもので、内部が空洞な骨標本や飛翔体勢のモデルも分かりやすくおもしろかったです。
ポセドニア頁岩から発見された中生代ジュラ紀前期の2種のイクシオソラス(魚竜)の重なり合う化石はなかなか迫力がありました。
この地域の地層は非常に複雑であり、ジオパーク内に古生代、中生代、新生代の地層が隣合わせで露出しているのが大変おもしろい。
そのなかで、一部ホルツマーデン(南ドイツ)と同じ中生代ジュラ紀前期のポセドニア頁岩が露出する地域があるのです。
この魚竜もそこで見つかったものになります。
地学・鉱物コーナーは2024年オープン予定(いま3月末)という痛恨のリサーチ不足でありましたが、襟巻きトカゲとカメレオンも見れたし、楽しい博物館でした。
この日はあいにくの雨と強風。
せっかくポセドニア頁岩の発掘化石を見たので、2箇所だけ化石ポイントに行ってきました。
Hondelager
ジュラ紀前期(トルキアン後期)のポセドニア頁岩層。
車の侵入禁止のため、途中に停めて、往復1kmほどの一本道をあるきました。
アンモナイト、べレムナイト、腕足類、魚竜、ワニなど、ホルツマーデンと同じような生物化石が見つかっています。
Schandelah
こちらも車は侵入できないので、道路に駐車して10分ほど歩きます。
宝の山↓
最初のポイントに比べると酸化が進んだ頁岩が多かったけれど、小さな化石はいくつか見つかりました。
夫は魚の鱗を見つけていました。
わたしはアンモナイト。
明日から天気がよくなるらしいので、次の2日間に期待が高まります。
夕食は一足遅れのバレンタインディナーとしてシュラスコ・レストランに行きました。
牛は一種で残りは豚というラインナップという世知辛さではありましたが、サラダバーと次々に運ばれてくる串焼き肉が美味しかった。