昨日の昼から降り始めた雪が積もり、朝から除雪車の走る音がやかましかった。


昼前に新潟市内の自然科学館に行くために準備して、外に出るとひと晩でだいぶ雪が積もっていました。


ここに住んでいた頃は寒いのが本当に嫌だったけど、しばらく離れてみれば雪もなかなかきれいなもんだなと思うようになりました。


しかし、なにもない駅だ。



新潟市鳥屋野潟にある新潟県立自然科学館は、小学校の頃に何回かきたことがありましたが、大人になってからは初めて訪れました。

かれこれ25年ぶりくらいだと思う。

入場料:大人580円

公的な博物館のわりに非常に高額な入場料であります。


館内は甥っ子と同じような3から5歳くらいの未就学児がたくさん走り回っており、物理、生物、宇宙、工学と様々な分野のとっかかりになるような展示は、彼らには少し難しいような気もしました。

が、その分大人でも楽しめる内容は楽しかった。


可愛い甥っ子は、恐竜と乗り物のコーナーを楽しんでおりました。


宇宙コーナーの宇宙線や放射線を可視化する装置はなかなかおもしろかった。


夫曰く、地学に興味を持つ人の行き着く先は宇宙なんだそうだ。

私はエンジニアではなく、彼らのような自然科学の謎を解き明かしたい系の知的好奇心を持っているわけではないので、そういう方向には至らない気がするけど。


地学コーナーは狭いながらも、時代別に代表的な化石が並んでおり、実物の標本に触れるようになっていて、小さな甥っ子はサメの歯に興奮しておりました。


トンボの幼虫の化石(新生代)↓

幼虫の化石自体が非常にレアなので、よいものを見ることができてうれしい。

三葉虫もしかり、節足動物というやつは意外にも化石として形状をとどめているケースが多いなという印象です。



先日の福島県立博物館でも思いましたが、日本列島には大陸の一部であったときの陸上生物の化石(中生代)も見つかっており、新生代の貝類や哺乳類がほとんどだと思っていた私には大変な目から鱗でありました。


大陸から分離し、海の底に沈み、やがて地殻変動で隆起した日本列島の地層は変化に富んでおり、やはり興味深い。

ドイツも楽しいけど、やっぱり今年のサバティカルのテーマは日本列島しかないな、とあらためて思ったりします。




館内のレストランで食べたジャンポプリンは、みたことないくらい巨大で3人でも全く食べきれませんでしたが、電飾に迎春の文字がおどるシュールな巨大プリンに甥っ子が喜んでくれたのでなによりでありました。

味はとっても美味しかったです。