アイフェル2日目。

 

のんびり朝ごはんを食べて、ダウン(Daun)にある火山博物館に行ってきました。

火山博物館(Eifel Vulkanmuseum)

展示はドイツ語のみですが、英語の簡易説明用テキストを貸し出してくれます。

 

アイフェル火山帯は死火山なのだとおもっていたら、そうではないのだそうです。

 

地球上の分かりやすい火山帯としては、プレート境界(プレートが沈み込んだり、離れたりする場所)が挙げられます。

たとえば日本列島のような収束プレート境界は、沈み込むプレートによる地震、さらに噴き上がるマグマによる火山というダブルパンチにみまわれた地域でありますが、大陸内部のアイフェル火山帯はこれに該当しない。

アイフェル地方は、我々の住む地殻が乗っかったプレート(リソスフェア)のさらに下のアセノスフェアからマントルが上昇し(マントルプルーム)、地殻直下にマグマだまりを形成して、このマグマが地殻表面へ噴き出したホットスポットなのだそうです。

 

教科書の知識によれば、プレート内火山には海洋プレート内の火山(ホットスポット型)と大陸プレート内の火山の二種類があるのだと学びました。ハワイ火山列に代表されるホットスポット型は、不動点に発生し、マグマの通り道は一本。これにより、プレート移動の軌跡が示される。

また、大陸プレート内は別々のマグマの通り道から同時期に噴火活動が並んでいるような配列で起こることから、リフティング(大陸の割れる活動)と関係しているのだと理解していました。


そんなわけで、アイフェル火山帯のようにマグマだまりから多方向へ同時に地殻表面に噴き出す海洋と大陸の混合のようなホットスポットが存在することは知らなかったので、大変勉強になりました。

 

 

アイフェルには成層火山もあるそうなのですが、やはり有名なのは現在80を超えるマール。

これらすべてがそれぞれに水蒸気爆発を起こして火口を形成してきたのだから、なかなかすさまじい火山地帯であるとおもう。

 


マールは短命の単成火山であるため短期間で噴火活動が終わることが多いのですが、アイフェル地方にはラクサー湖火山(Laacher See)など現在もガスが噴きだす地域があり、また年に数回地震波が観測されているらしい。

このため、アイフェルは現在も活火山帯であると考えられているのだそうです。

 

 

ドイツ語が分かったらもっと内容の濃い学習ができるのにな、と毎度のように自分のドイツ語レベルを残念に思います。

とはいえ、現在のわたしの人生においてドイツ語の重要性はどちらかといえば低いのですから仕方ない。

 

 

博物館を出たころにお腹もすいたので、ギリシャレストランでレバー炒めランチをいただきました。

そして、デザートにホワイトチョコ&塩キャラメル味のジェラート。

意外をさっぱりしていて美味しかった。

 

 

その後さらに移動して、マンダ―シャイド(Manderscheid)のマール火山博物館へ。


マール火山博物館(Maarmuseum Manderscheid)

展示はドイツ語のみ。

 

マールの成り立ちなどの概要は、昨年メッセルで学んだので特に新しい情報はなし(多分)。


それよりも、マールで発掘された新生代始新世(4,500万年前)の化石が大変興味深かったです。

 

エクフェルダ・マール(Eckfelder Maar)で見つかった原始の馬(Eckfelder Urpferd)↓

崩れやすい油母頁岩(オイルシェール)の層に堆積した化石らしく、メッセルと同じように樹脂加工されていました↑


メッセルのウマも新生代始新世の化石なので、ウマ科が発生・繁栄した時期だったのでしょうか。

先日のカールスルーエ博物館にウマの進化の展示があったのに、Höweneggのほうにばかり気がとられてよく見てこなかったことが悔やまれます。また行くしかない。
 

3Dで発見された原始のウマの頭部↓

 

こちらが鼻の孔。メッセルの化石のなかにも、3Dのウマはいなかった気がします。

 

カンラン石の展示もありました。

最終日の鉱物採取イベントで見つけるのを楽しみにしています。

 


亀、ワニ、霊長類の歯の化石展示もあったのですが、いつの化石なのか説明が一切なくて残念でありました。

ワニは全体の一部が見つかっており、展示のイラスト説明によれば、胃の内容物が確認できるのだと理解しました。

 

現生のワニは水中に体を沈めるため石を胃にいれるそうなので(←ラジオ情報)、この石みたいなやつは本当に石だったのかもしれません。

腹に石を仕込むなど、草食恐竜にようでワイルドであります。


いずれにせよ、解説不足でよくわからない展示だった。

 

 

メアフェルド・マール(Meerfelder Maar)

この日の最後は、宿泊先の近くにあるマール湖の散歩で締めくくりました。

メアフェルド・マールは、水蒸気爆発時には円形だった火口が堆積物により埋まり、現在は1/3ほどの大きさになっています。

 

散歩日和の素晴らしい天気でありました。

 

左手にマール湖を望みながら、散歩道をのんびり歩いていきます。

 

 

 

散歩中にだんだん眠たくなってきて、宿泊先にもどってから翌日の朝まで10時間以上熟睡してしまいました。


久しぶりに夫に会ったので安心して、一週間の疲れが出たのかもしれない。